ミノキシジル｜Wクリニックオム｜大阪梅田のメンズ美容クリニック

• 発毛を促進する有効成分

  ミノキシジルとは、AGA治療薬の含まれる発毛効果のある成分です。
  元々は、1960年にアメリカのJohnson&Johnson社が開発した高血圧の治療薬に含まれる成分の1つでした。ミノキシジルが含まれた治療薬を服用した患者に副作用として発毛効果があることから、AGA治療のための発毛剤として開発されたという経緯があります。
  ミノキシジルは日本で使用実績のない成分でしたが、1999年に大正製薬からミノキシジル1%を含む発毛剤が販売されました。現在ではミノキシジルを1~5%配合した発毛剤が一般用医薬品として薬局やドラッグストアで販売されています。

  

  ミノキシジルの効果

  ミノキシジルは、頭皮の下にあり毛髪を生成したり保護する「毛包（毛嚢）」やその周辺に作用し、発毛を促進させます。
  ここでは、主な3つの効果について紹介します。

  

  POINT 01

  毛包の活性化

  

  AGAの進行には、3～5年の周期で繰り返される「ヘアサイクル（毛周期）」が大きく関係します。
  このヘアサイクルには、主に成長期・退行期・休止期という3つの期間があり、繰り返すことで髪が伸びたり自然に抜けていきます。AGAの原因は、通常3～5年ある成長期が短縮し、不十分なまま退行期に入ってしまうことです。退行期に入ると毛包の細胞分裂が弱まり、毛が細くなり抜けやすくなります。また、退行期後にある休止期では細胞分裂が完全に停滞し、新しい髪は生えてきません。
  そのため、休止期が長引くと新しい髪が生えにくくなります。
  ミノキシジルは、毛包の細胞分裂を活性化させる効果があり、休止期の毛包を成長期へ移行させることで発毛を促します。

  

  POINT 02

  血流改善による発毛促進

  

  ミノキシジルは、高血圧の治療薬の有効成分として血管を拡張させ血流を改善させる作用があります。
  血流が改善されることで、成長期の細胞分裂に必要な栄養や酸素が毛包へと十分に届けられ、発毛が促されます。

  

  POINT 03

  ディープグロース効果

  

  ミノキシジルによって毛包の細胞が活性化すると、休止期で小さくなった毛包が成長期に入り大きく深くなっていきます（ディープグロース効果）。
  毛包は、毛根を抜けないように支えるポケットのような役目をしており、大きく深くなるほど毛髪は太く長くなり、成長期を通常の3～5年と長期間保てるようになります。
  AGAの進行により毛が細く弱り密度が減って薄くなった毛髪も、ミノキシジルの効果により太い髪を取り戻し、密度を増やすことが可能です。

  

ミノキシジルには内服薬と外用薬があり、それぞれの特徴や服用方法・使用方法が違います。ここでは、それぞれの特徴について紹介します。

ミノキシジルの内服薬と服用方法

ミノキシジルの内服薬は、体内の血液に溶けて体内から作用することで、外用薬よりも高い効果を期待できます。
ただし、国内では厚生労働省の認可が取れていないため、個人輸入された内服薬を通販などで購入するのは危険です。必ず当院のようにAGA治療に専門的な知識や経験のあるクリニックや病院で医師の診断の元、処方してもらいましょう。

服用方法は、1日1回同じ時間に服用します。服用するタイミングに厳密な決まりはありませんが24時間ほど間隔を開けると効果的です。

ミノキシジルの外用薬の使用方法

ミノキシジルの外用薬は、頭皮に直接塗布することで、発毛効果を促します。日本皮膚科学会からも推奨される治療方法で、配合濃度が5%以下のものであればドラッグストアでも手軽に購入することが可能です。また、通販などでは配合濃度が5％を超える海外製品もありますが、偽造品や健康被害などのリスクがあるため、絶対に購入しないようにしましょう。

外用薬にはローションタイプやゲルタイプがあり、一度に塗布する量は決まっています。1回の量が少なく感じてしまう人もいますが、多く塗っても副作用の発症リスクが高まるだけなので、用法用量には注意しましょう。（※写真はイメージです）