幹細胞培養上清液とは?効果・治療の種類・デメリットについて徹底解説!
人間の身体には、損傷した組織を修復する自然治癒力が備わっています。細胞の自然治癒力を高めることで、治療やアンチエイジングの効果を生み出すのが再生医療です。再生医療という言葉だけなら聞いたことのある方も多いでしょう。
この再生医療の中でも、最近では「幹細胞培養上清液」が注目されています。この記事では、幹細胞培養上清液の効果・治療の種類・デメリットについて徹底解説します。
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加齢に伴って、しわやシミが増加したり、視力や筋力、免疫力が低下したりして悩んでいる方も多いのではないでしょうか。エクソソームなら、そのような悩みを根本的に解決することができます。
エクソソームとは、体内に存在する歯髄・臍帯・脂肪・骨髄など間葉系幹細胞を培養した際に生じる上澄み液(ヒト幹細胞上清液)から抽出できる情報伝達物質のことです。エクソソームが情報伝達することで、全身の体性幹細胞が活性化するだけでなく、高い皮膚再生・血管再生作用、複数の抗炎症作用などを期待できます。
そんなエクソソームに期待できる効果は以下のとおりです。
- 皮膚の再生
- 創傷治癒の促進
- 各種疾患の改善
- 肩こり、疲労回復、滋養強壮
- ED(勃起不全)の改善
- AGA
- 老化防止
- 肝機能障害の改善
- 不眠症、うつ状態の改善
このように、エクソソームには様々な効果が期待できます。ただし、エクソソームだからといってどのようなエクソソームでも高い効果を期待できるわけではありません。エクソソームで高い効果を期待するにはエクソソームの「濃さ」が重要です。
そこでおすすめなのが、Wクリニックオムのエクソソームです。従来は1ccに約50億個のエクソソームが含まれていたら高濃度エクソソームと呼ばれていました。しかし、Wクリニックオムのエクソソームには1ccあたり500億個のエクソソームが含まれています。さらに、エクソソームプレミアムは、1,000億個〜1兆個の超高濃度エクソソームとなっています。
また、当院で使用しているエクソソーム成分は全てヒト由来成分で、製造工程においても動物由来の成分は一切使用していません。細胞を提供している全てのドナーは健康な日本人女性で、生産工程も国内で行っております。
さらに目的に応じてエクソソームの種類や施術方法も選べます。当院では、臍帯由来、歯髄由来、脂肪由来の3種類からエクソソームを選ぶことができます。また、以下のように施術の種類も豊富で、適切な施術をすることでより効果を感じることができます。
- 注射・点滴
- 水光注射
- ダーマペン・ポテンツァ
- 吸入治療
- 点眼治療
- 点鼻治療 など
安全かつより効果的にエクソソーム治療を受けたいのであれば、クリニック選びが非常に重要です。エクソソームで若々しさを取り戻したいと考えている方は、ぜひWクリニックオムのエクソソーム治療をお試しください。
幹細胞培養上清液とは?
幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養したときに出る上澄み液のことです。遠心分離器で培養液から不純物を取り除き、減菌しています。幹細胞は再生医療に用いられており、主に人間の歯髄・脂肪・骨髄・臍帯などの臓器や組織から採取されます。
幹細胞培養上清液の中にはエクソソームや成長因子が含まれており、さまざまな効果を得られるのが特徴です。また、幹細胞そのものは除去されており、ウイルスやアレルギーによる感染リスクが低いという特徴もあります。幹細胞は加工施設などで培養されたのち、再生医療や美容医療に用いられるのが一般的です。幹細胞培養上清液は優れた抗炎症作用や細胞の修復作用などを持っています。
幹細胞培養液と幹細胞培養上清液の違いは?
幹細胞培養液は幹細胞の培養で使用される薬剤のことで、培地とも呼ばれています。幹細胞の増殖に必要な栄養だけが含まれており、幹細胞の培養に使用する前の状態のことを指すのが一般的です。
一方、幹細胞培養上清液は、この幹細胞培養液(培地)を使用して幹細胞を培養する際に生じた培養液を取り出し、減菌・不純物の除去をして抽出した上澄み液のことです。
また、幹細胞培養上清液の別称として、「幹細胞成分」「順化培養液エキス」「幹細胞エキス」「脂肪細胞培養順化液」などと呼ばれることもあります。
幹細胞培養上清液に含まれる成分
幹細胞培養上清液には、約500種類のたんぱく質と数100種類の成長因子が含まれています。ここでは、幹細胞培養上清液に含まれる主要な成分について解説します。
- エクソソーム
- サイトカイン
- 成長因子
それぞれ詳しくみていきましょう。
エクソソーム
エクソソームとは、細胞から分泌されるカプセル状の物質です。エクソソームにはRNAが含まれており、細胞間の情報伝達を行うメッセンジャーとしての役割を持っています。また、袋状であるエクソソームは、遺伝子の働きに関与する「核酸」やたんぱく質などの重要情報も含んでいます。
細胞がこのエクソソームを受け取ると、生理機能などに変化が起きることが判明してきており、具体的な効果は体内の細胞の活性化、抗炎症作用、血管再生・皮膚再生作用などです。これらが細胞レベルで引き起こされるため、細胞レベルからの若返りが実現できます。
サイトカイン
サイトカインとは、細胞から放出されるたんぱく質のことを指します。免疫作用、細胞増殖や分化の調整作用、抗ウイルス作用、抗腫瘍作用などが主な働きです。
サイトカインが増殖することでこれらの働きが活性化されます。さまざまな種類のサイトカインが存在し、どのような効果を発揮するかは種類ごとに異なります。サイトカインの種類は以下のとおりです。
- インターロイキン(IL)
- インターフェロン(INF)
- ケモカイン(CXC型、CX3C型、CC型、C型)
- コロニー刺激因子
- 増殖因子
成長因子
成長因子とは、人間や動物の体内で細胞の増殖・分化を促進するたんぱく質のことです。別名、「グロスファクター」「細胞増殖因子」「細胞再生因子」とも呼ばれています。
成長因子は、傷を治すための細胞を増殖させたり、成長ホルモンの分泌を促進したりなどの重要な役割を果たしています。しかし、加齢とともに成長因子の数は減っていくことがわかっており、施術や医薬品などで成長因子を取り入れることが大切です。成長因子には以下のような種類があり、それぞれ特徴が異なります。
EGF | 上皮増殖因子(しみ・くすみ改善、ターンオーバー促進) |
VEGF | 血管内皮増殖因子 (血管新生、発毛、育毛) |
TGF-β | トランスフォーミング増殖因子(創傷治癒、抗炎症) |
HGF | 肝細胞増殖因子(組織再生) |
KGF | ケラチノサイト増殖因子(発毛、育毛) |
IGF | インシュリン増殖因子(肌の弾力アップ、皮膚再生、育毛) |
PDGF | 血小板由来増殖因子(細胞分裂促進、細胞の増殖、血管の新生・増殖、コラーゲンの産生) |
bFCF | 塩基性線維芽細胞増殖因子(細胞の増殖・分化のコントロール、神経や骨の生成) |
IGF-1 | インスリン様成長因子(皮膚の細胞の再生、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンの生成促進、ハリ・弾力の再生) |
幹細胞培養上清液が持つ効果
幹細胞培養上清液に含まれるエクソソームや成長因子、サイトカインにより、以下のような効果が期待できます。これらの効果から、最近では美容医療・再生医療で活用が進んでいます。
- 組織・神経修復作用
- 抗炎症作用
- 免疫調整作用
- 創傷治癒作用
- 血管再生・血管新生作用
- 活性化酸素除去作用
- 抗酸化作用
- 若返り・美容作用
それぞれについて詳しく解説します。
組織・神経修復作用
筋肉や内臓、末端神経などの組織が損傷した際に、患部を修復する作用があります。
損傷した組織において細胞分裂が活発になることで、再生力が向上し、機能の回復につながります。以下のような疾患に有効です。
- 肝疾患(肝硬変・慢性肝炎など)
- 呼吸器障害
- 皮膚疾患
- 糖尿病の合併症
- 腎臓機能障害
抗炎症作用
炎症が生じた部位に対して治癒を促し、疼痛を抑える作用もあります。具体的には、以下のような症状に有効です。
- 腰痛
- 関節痛
- 筋肉痛
- 肩痛
- 頚部痛
免疫調整作用
免疫機能に異常が起きてアレルギー反応が生じないように、正常な免疫機能を保つ作用があります。
トピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などに有効です。
創傷治癒作用
損傷した細胞を修復することで、傷を早期に治癒します。
真皮層から皮膚の表面までの細胞を活性化し、皮膚の炎症痕や傷痕を修復する作用があります。
血管再生・血管新生作用
血管再生・血管新生作用があるため、動脈硬化などで血流が途絶えても血行を再開させられます。
動脈硬化などの進行を抑える治療としても有効です。
活性化酸素除去作用
活性化酸素除去作用により、生活習慣病の予防や疲労回復などに役立ちます。
抗酸化作用
体内で生じた活性酸素を除去し、細胞のがん化や老化を防止します。
若返り・美容作用
幹細胞培養上清液が持つ組織・神経修復作用などの効果を活用することで、肌のたるみやしわの改善、肌のターンオーバーの改善といった若返り・美容作用を得られます。
最近では、化粧品や医薬部外品にも取り入れられるようになっています。
幹細胞培養上清液の効果については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。併せて参考にしてみてください。
幹細胞培養上清液に期待できる効果は?効果の持続時間やエビデンスを紹介!
幹細胞培養上清液の種類
幹細胞培養上清液の種類は、幹細胞を採取する部位によって異なります。主な種類は以下のとおりです。
- 歯髄幹細胞由来培養上清液
- 臍帯幹細胞由来培養上清液
- 脂肪幹細胞由来培養上清液
それぞれについて詳しく解説します。
歯髄幹細胞由来培養上清液
歯髄幹細胞由来培養上清液とは、人間の歯の中心に存在する神経部分(歯髄細胞)から生成される培養上清液です。
赤ちゃんから老人まですべての方が歯髄細胞を持っていますが、より若い歯髄細胞の方が多くの成長因子を含むため、基本的には6~8歳の乳児の歯が用いられます。
歯髄細胞は固い象牙質・エナメル質に囲まれているため、がん細胞が侵入するなどの外部からの悪影響を受けにくく、質の高い幹細胞を採取できるといわれています。また、成長因子だけでなく、エクソソームを豊富に含んでいるのも特徴です。
歯髄幹細胞由来培養上清液には、主に以下のような効果が期待できます。
- 視力改善
- ED(精力減退)改善
- 疲労感の軽減
- 自律神経失調症の改善
- 腰痛、関節痛、手足のしびれ、肩こりの軽減
- 不眠の改善など
臍帯幹細胞由来培養上清液
臍帯幹細胞由来培養上清液とは、臍帯(へその緒)から採取した幹細胞を用いて生成される培養上清液です。臍帯は出産時に赤ちゃんと母体をつないでおり、さまざまな栄養素を含んでいます。
臍帯由来の幹細胞はサイトカインを多く含むのが特徴です。一方、若い細胞が多い分、移植してから定着するまでが遅いとのデータもあります。
臍帯幹細胞由来培養上清液は、主に以下のような疾患に対して用いられることが多いです。
- 脊髄損傷、脳性麻痺、多発性硬化症、パーキンソン病
- 骨粗鬆症、骨欠損、関節リウマチ、関節炎
- 心疾患、糖尿病、糖尿病性腎症、肝硬変、慢性肝炎、間質性肺炎
- 再生不良性貧血、白血病
- アトピー性皮膚炎、脱毛症など
脂肪幹細胞由来培養上清液
脂肪幹細胞由来培養上清液とは、人間の脂肪から採取した幹細胞を用いて生成される培養上清液です。多くの場合、脂肪吸引で抽出された脂肪が使用されます。
肝臓の細胞に作用するHGFという成長因子が特に豊富に含まれており、肝臓を始めとする内臓の細胞との親和性が高いといわれています。また、髪の毛に関する治療や皮膚の治療にも効果的です。
脂肪幹細胞由来培養上清液には、主に以下のような効果を期待できます。
- AGA(男性型脱毛症)の改善
- 女性の薄毛改善
- 肝機能の改善
- 肌のしわやシミ、たるみの改善など
幹細胞培養上清液の治療法
クリニックや病院で受けられる幹細胞培養上清液の治療法は、主に以下の2つです。
- 点滴
- 局所投与(注射)
それぞれ詳しくみていきましょう。
点滴
静脈に幹細胞培養上清液を点滴する治療です。成長因子やエクソソームなどの有効成分が全身にくまなく行き渡るため、より効果を実感しやすい方法です。幹細胞培養上清液の効果を脳以外の全身にもたらすことができます。
以下の記事では、幹細胞上清液点滴について徹底解説しています。施術がおすすめな方や料金相場も紹介しているので、ぜひ併せて読んでみてください。
幹細胞培養上清液点滴に期待できる効果は?おすすめな人や料金相場について解説!
局所投与(注射)
顔や首などの気になる部位に対して局所投与(注射)する治療です。肌のハリやツヤアップ、しわやたるみの改善などに効果が期待できます。
20か所ほどの部位に注射をするため、腫れや内出血がみられる場合もあります。局所投与(注射)による治療の種類は、主に以下のとおりです。
- ダーマペン4:有効成分を深くまで薬剤を届けられる
- ポテンツァ:さまざまな肌の悩みに働きかけられる
- 水光注射:真皮内に細かく注射することが可能
- ハンドテクニック(手打ち式):レーザーなどのマシンでは難しい部位にも施術が可能
点滴と局所投与(注射)の両方にいえることですが、治療は繰り返し受けるほど効果を実感しやすいです。以下のような方は、幹細胞培養上清液の治療を受けることをおすすめします。
- 若返りを達成したい
- 身体の不調を改善したい
- アレルギー体質を改善したい
- 薄毛や抜け毛を改善したい
- しわ・たるみ・シミを改善したい
- 手足や関節の痛みを軽減させたい
幹細胞培養上清液の治療を受けるデメリット
幹細胞培養上清液の治療を受けるデメリットは以下のとおりです。
- 献血ができなくなる
- 治療を受けられない場合もある
それぞれについて詳しく解説します。
献血ができなくなる
幹細胞培養上清液の治療を受けると、献血ができなくなります。
幹細胞培養上清液は人間由来のものであるため、現在の検査方法では検知できないようなウイルスや細菌の感染リスクが否定できません。
実際、これが理由で日本赤十字社はヒト由来の製品を使用した方の献血を断っています。
治療を受けられない場合もある
中には幹細胞培養上清液の治療を受けられない方もいます。以下にあてはまる方は治療を受けられないので注意しましょう。
- 妊娠している方
- 妊娠の可能性がある方
- がん治療中の方
- がん治療から時間が経っていない方
幹細胞培養上清液の治療を検討中の方は、一度医師に相談してみてください。
まとめ
幹細胞培養上清液が持つ抗炎症作用や免疫調整作用、組織・神経修復作用などのさまざまな効果から、美容医療・再生医療の両方の分野で応用が進んでいます。そのため、幹細胞培養上清液の治療は、美容意識の高い方だけでなく、健康を気にしている方にもおすすめです。
献血ができなくなるデメリットはありますが、気になる方は一度クリニックでカウンセリングを受けてみると良いでしょう。全身にくまなく有効成分を届けたい方は点滴、特定の部位に対して効果を得たい方は局所投与(注射)が適しています。
加齢による身体の機能の衰退を感じている人にはWクリニックオムのエクソソーム療法がおすすめ
加齢に伴って、しわやシミが増加したり、視力や筋力、免疫力が低下したりして悩んでいる方も多いのではないでしょうか。エクソソームなら、そのような悩みを根本的に解決することができます。
エクソソームとは、体内に存在する歯髄・臍帯・脂肪・骨髄など間葉系幹細胞を培養した際に生じる上澄み液(ヒト幹細胞上清液)から抽出できる情報伝達物質のことです。エクソソームが情報伝達することで、全身の体性幹細胞が活性化するだけでなく、高い皮膚再生・血管再生作用、複数の抗炎症作用などを期待できます。
そんなエクソソームに期待できる効果は以下のとおりです。
- 皮膚の再生
- 創傷治癒の促進
- 各種疾患の改善
- 肩こり、疲労回復、滋養強壮
- ED(勃起不全)の改善
- AGA
- 老化防止
- 肝機能障害の改善
- 不眠症、うつ状態の改善
このように、エクソソームには様々な効果が期待できます。ただし、エクソソームだからといってどのようなエクソソームでも高い効果を期待できるわけではありません。エクソソームで高い効果を期待するにはエクソソームの「濃さ」が重要です。
そこでおすすめなのが、Wクリニックオムのエクソソームです。従来は1ccに約50億個のエクソソームが含まれていたら高濃度エクソソームと呼ばれていました。しかし、Wクリニックオムのエクソソームには1ccあたり500億個のエクソソームが含まれています。さらに、エクソソームプレミアムは、1,000億個〜1兆個の超高濃度エクソソームとなっています。
また、当院で使用しているエクソソーム成分は全てヒト由来成分で、製造工程においても動物由来の成分は一切使用していません。細胞を提供している全てのドナーは健康な日本人女性で、生産工程も国内で行っております。
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