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薄毛とAGA(男性型脱毛症)の違いは?それぞれの原因・治療・対策について解説!

抜け毛が増えたり、毛髪のボリュームが減ったりと、薄毛に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。また、自分はAGA(男性型脱毛症)なのか薄毛なのか気になる方も多いでしょう。

そこでこの記事では、薄毛とAGAの違いについて解説します。そのうえで、それらの原因から治療、対策を紹介します。薄毛が気になり始めたという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

AGA(男性型脱毛症)とは?

AGAは「Androgenetic Alopecia」を略したもので、日本では「男性型脱毛症」と呼ばれています。正確な直訳は「男性ホルモンによる脱毛症」であり、その名のとおりAGAは男性ホルモンが大きく関係している脱毛症です。

AGAは20代以降に発症することが多いですが、早いと10代に発症するケースもあり、遅い場合では50・60代に発症するケースもあります。AGAの症状では、前頭部・頭頂部の毛髪が産毛になり、額の毛髪が後退して頭頂部の毛髪が薄くなってしまいます。

そして最終的には、前頭部から頭頂部にかけて毛髪が無くなってしまいます。ある調査で示された日本におけるAGAの人口は1,260万人であり、そのうちの650万人は何かしらの治療やケアをしたことがあるとのことです。

AGAと薄毛の違いは?

AGAは男性ホルモンの異常や遺伝が原因で発症する脱毛症です。一方、通常の薄毛(抜け毛)は、これら以外の内的および外的要因によって引き起こされます。

AGAは前頭部から頭頂部にかけて毛髪が無くなるため、薄毛の範囲は限定的です。一方、一般的な薄毛は加齢や栄養不足、ストレスなどによって徐々に進行することが多く、薄毛の範囲は広いのが特徴です。

AGAの原因

AGAは、ジヒドロテストステロンという悪玉男性ホルモンによって毛髪が十分に成長せず、ヘアサイクルが乱れることで発症します。AGAになると、以下のヘアサイクルのうち「成長期」が短くなり、徐々に生える毛髪量より抜ける毛髪量の方が多くなってしまいます。

  • 成長期
  • 退行期
  • 休止期

AGAを発症する原因は、遺伝による影響が大きいです。ウイルスや不規則な生活習慣でAGAを発症するわけではありません。AGAの発症に関わる遺伝子は親から子へ引き継がれやすく、特に母方の家系から遺伝する可能性が高いといわれています。

AGAの治療は早めが肝心ってホント?

AGAを治療するためには、先述したジヒドロテストステロンの活動を抑制する必要があります。しかし、毛母細胞が一度死滅してしまうと、いくらジヒドロテストステロンの活動を抑制しても発毛効果は得られません。

そのため、毛母細胞が死滅する前に早めから治療を開始するのが肝心です。男性ホルモンの分泌が盛んに行われている20~30代頃は、悪玉男性ホルモンであるジヒドロテストステロンが最も影響を及ぼしています。この時期にAGAの治療をして、正常なヘアサイクルをキープし、毛母細胞の寿命を可能な限り伸ばすのがベストです。

AGA治療の費用相場

AGA治療の費用相場は、月額15,000~30,000円(年間で180,000~300,000円)ほどが目安です。費用の内訳には、以下の料金が含まれています。

  • 診察代:0~5,000円
  • 検査代:0~5,000円
  • 薬代:10,000~20,000円(/月)
  • その他費用(育毛剤など):5,000円~

AGA治療では数ヶ月に1度の通院が必要で、その度に診察代がかかります。検査代や薬代はクリニックによって異なりますが、必ず発生する費用と考えておきましょう。

薄毛を治療できる病院3種類

薄毛やAGAを治療できる病院は、主に以下の3種類です。

  • AGA治療専門クリニック
  • 美容皮膚科
  • 一般の皮膚科

病院の種類によって、対応している治療の範囲が異なります。また、自分の薄毛の原因によっても、受診すべき病院が異なります。そのため、以下の内容を参考にして、自分に合った病院を見つけてみてください。

AGA治療専門クリニック

もしAGAの症状が疑われるのであれば、AGA治療専門クリニックを受診しましょう。以下の特徴にあてはまる場合、AGAが疑われます。

  • つむじの皮膚が透けて見える
  • 生え際が後退してきている
  • 毛髪のボリュームが減っている
  • 抜け毛の毛根が黒くなったり尖ったりしている

以上の特徴にあてはまる方は、AGA治療専門クリニックへの受診を推奨します。AGA治療専門クリニックを受診すべき理由としては、以下のとおりです。

  • 薬剤の種類が豊富なため
  • AGAに精通した医師がいるため
  • 高度な専門治療を受けられるため
  • 育毛・発毛の両方ができるため
  • AGA治療はどの種類の病院で受けても保険適用外なため

美容皮膚科

美容皮膚科で治療ができるのは、基本的には皮膚トラブルによる抜け毛です。AGA治療に関しては、投薬による治療のみの場合が多いです。

美容皮膚科では、しわ・シミ・そばかすなどに対する美容目的の治療が多く行われています。

一般の皮膚科

一般の皮膚科も美容皮膚科と同じく、AGAに対しては投薬などの基本的な治療のみ行っている場合がほとんどです。薄毛の症状がまだ軽い方であれば、一般の皮膚科も選択肢の1つでしょう。

ただ、一般の皮膚科における投薬治療では、効果が同じで費用の安いジェネリック医薬品(後発医薬品)を取り扱っていることは少ないです。また、一般の皮膚科を受診する際は、問診と視診のみでAGAの治療薬を処方されることが少なくありません。

AGA治療専門クリニックは遺伝子検査や血液検査にも対応しているため、AGAかどうかしっかりと判断したうえで治療に取り組みたい方は、AGA治療専門クリニックがおすすめです。

薄毛(AGA)の進行具合を把握する方法は?

薄毛(AGA)の進行具合を把握するためには、まず薄毛(AGA)の進行パターンを理解する必要があります。薄毛(AGA)の進行具合を把握することは、進行を遅らせるための治療をするうえでも大切です。

ここでは、抜け毛の頻度と量で判断する方法や薄毛(AGA)と頭皮の状態の関係を紹介します。

薄毛(AGA)の進行パターン

薄毛は、症状によって以下の3つのパターンに分けられます。

  • 初期:毛髪が細くなり、頭皮が透けて見える
  • 中期:毛髪量が減少し、前頭部やつむじの毛髪が薄くなる
  • 進行期:前頭部と頭頂部の毛髪が無くなり、薄毛が進行する

初期の段階ほど治療が簡単なため、早期の発見・早期治療が大切です。

抜け毛の頻度と量で判断する方法

薄毛の進行具合を把握するためには、抜け毛の頻度と量を確かめることが大切です。古い毛髪が抜け落ちるというのは自然な現象ですが、1日に100本以上の毛髪が抜けている方は要注意です。

抜け毛の頻度に関しては、以下にあてはまる場合は薄毛のサインである可能性があります。

  • シャンプーをすると多くの抜け毛が出る
  • 朝起きると枕元に抜け毛が多く落ちている

薄毛(AGA)と頭皮の状態の関係

薄毛(AGA)の進行を把握するためには、頭皮の状態にも注目しましょう。健康な頭皮であれば、適度な水分保持と皮脂分泌が行われ、毛根が健康に保たれます。一方、過剰に皮脂が分泌されていたり、頭皮が乾燥している場合は、毛根が栄養を吸収できなくなり、薄毛の原因になりかねません。

頭部に円形・楕円形の脱毛が認められる場合、円形脱毛症の可能性があります。頭皮の状態を適切に把握し、正しいケアを行いましょう。

薄毛の進行を遅らせるための対策

薄毛の進行を遅らせるためには、適切な対策を日常生活に取り込む必要があります。具体的には、以下のような対策が有効的です。

  • 頭皮ケア
  • 適度な運動による血行改善
  • ストレス解消
  • 育毛剤・シャンプーの使用

それぞれ詳しく見ていきましょう。

頭皮ケア

頭皮の状態が悪いと、薄毛の進行を早める可能性があります。頭皮の皮脂や汚れを洗い流し、清潔な状態を保つことが重要です。

頭皮ケアの一環として、頭皮マッサージを取り入れるのも良いでしょう。就寝前や入浴時などのリラックスした状態で頭皮をもみほぐすことで、血行の促進と同時にストレス解消も期待できます。

適度な運動による血行改善

血行が悪いと、毛根に必要な栄養素が届かなくなってしまいます。そのため、適度な運動によって血行を改善することで、薄毛対策につながります。

おすすめなのは、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動です。普段ですワークをしている方は、普段から姿勢の良い座り方を意識することで、猫背にならずに体感を鍛えられます。

ストレス解消

ストレスを溜め込んでしまうと、血行の状態が悪くなり、毛根に必要な栄養素が供給されなくなります。薄毛の進行を抑えるためには、ストレス解消が有効です。

趣味や瞑想、適度な運動でストレスを解消すると良いでしょう。また、睡眠不足もストレスにつながるため、睡眠時間を十分に確保することも大切です。

育毛剤・シャンプーの使用

育毛剤・シャンプーを使用する際は、指先で頭皮をマッサージしつつ、丁寧に使用しましょう。シャンプーは以下の効果により、頭皮環境を整えます。

  • ふけ・かゆみを防止する
  • 頭皮・毛髪の臭いを防止する
  • 頭皮・毛髪を健康に保つ

逆に、洗浄力の強いシャンプーを使用したり、シャンプーの回数が多すぎたりすると、最低限必要な皮脂まで余計に洗い落としてしまう可能性があります。そのため、育毛剤・シャンプーの使い過ぎには気を付けましょう。

薄毛改善につながる生活習慣と食生活

適切な生活習慣と食生活も、薄毛の改善に大切な要素です。ここでは、薄毛改善につながる生活習慣と食生活を紹介します。

睡眠の質と量の改善

睡眠の質と量の改善により、薄毛の改善につながるでしょう。睡眠には、以下のような効果があります。

  • 睡眠時は副交感神経が働き、血行が促進される
  • 睡眠時は毛髪の成長に必須の成長ホルモンが多く分泌される
  • 毛髪の元となる毛母細胞の分裂は、夜間に活発になる

睡眠の前は飲酒やスマホ操作を控え、睡眠の妨げを無くすことが大切です。

禁煙・禁酒(減酒)

飲酒や喫煙は、毛髪の成長を阻害する原因となってしまいます。煙草に含有されるニコチンは、血管の収縮を起こし、血流を悪化させます。そのため、毛根に必要な栄養素を十分に供給できません。

また、アルコールを分解するためには、ミネラルが必要です。しかし、ミネラルは育毛にも必要な栄養素なので、過度な飲酒をしてしまうと毛髪へ運ばれるミネラルが足りなくなります。禁煙・禁酒(減酒)は、薄毛対策につながるでしょう。

栄養バランスの整った食生活

栄養バランスの整った食生活によって、健康的な毛髪の育成に必要な栄養素を摂取できます。

毛髪には、特にビタミンやたんぱく質、鉄分、ミネラルが大切です。これらの栄養素が含まれている食品は、以下のとおりです。

栄養素 含まれている食品 役割
ビタミン・ミネラル 野菜・果物 頭皮の健康を維持する
たんぱく質 肉類・魚介類・大豆製品 毛髪を作る
鉄分 赤身肉・レバー・ほうれん草 酸素を運ぶ役割があり、貧血により毛髪の成長が遅くなる可能性がある

 

まとめ

この記事ではAGA(男性型脱毛症)と薄毛の違いについて解説しましたが、どちらも早めの治療が肝心です。

AGAは遺伝による影響が大きいため、AGAの疑いを感じる方はAGA治療専門クリニックで血液検査をすることをおすすめします。治療に関しても、AGA治療専門クリニックの方が確実です。

また、薄毛は日常の生活習慣や食生活によって進行を遅らせられます。薄毛が気になる方は、日常生活を見直してみても良いかもしれません。

記事監修

足立 真由美

医療法人 涼葵会 理事長
足立 真由美
Adachi Mayumi

経歴

2001年 和歌山県立医科大学卒業、同年大阪医科大学形成外科教室入局
大阪医科大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2003年 医療法人東和会 第一東和会病院形成外科勤務
同院、美容皮膚科・美容外科の設立に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 某美容クリニック院長に就任
2014年 大阪心斎橋に、今までにない新たなコンセプトの美容クリニック「W CLINIC」を立ち上げる。
2017年 医療法人涼葵会 理事長に就任
2019年 医療法人涼葵会 W CLINIC 梅田院 開院

プロフィール

美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する大阪で注目されるクリニック。

中木 義浩

管理医師 アレルギー外来医師
中木 義浩
Yoshihiro Nakaki

経歴

1986年大阪市立大学附属病院 耳鼻咽喉科・形成外科 勤務
1990年社会医療法人景岳会 南大阪病院 耳鼻咽喉科 勤務
1991年医療法人宝生会 PL病院 耳鼻咽喉科・形成外科 医長
1994年大阪市立北市民病院 耳鼻咽喉科 医長
1998年なかき耳鼻咽喉科 院長

資格

・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・補聴器相談医

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