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デュタステリド(ザガーロ)の副作用は?服用できない人や注意点について解説!

デュタステリド(ザガーロ)やフィナステリド(プロペシア)などのAGA治療薬を服用する際は、副作用や併用禁忌を事前に把握しておくことが大切です。

この記事では、デュタステリド(ザガーロ)の副作用や服用できない人、注意点について解説します。AGA治療で服用を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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「抜け毛が気になる」「生え際が薄くなってきた」というような悩みがあって、AGA治療に興味がある方も多いのではないでしょうか。単に「AGA」といっても、その進行状況は様々であるため、患者様にとって最適な治療法を選ばなければなりません。

しかし、AGA治療には多くの種類の治療方法があり、それぞれ料金や効果を実感できる期間、副作用に違いがあります。そこでおすすめなのが、WクリニックオムのAGA治療です。

Wクリニックオムでは、経験豊富な医師とカウンセラーがカウンセリングした上で、以下の3つから適切な治療プランを提案します。


  • 毛乳頭幹細胞培養上清液投与治療:細胞レベルから髪の再生能力を高める
  • 針のない水光注射(デルマスマート):痛みのない注射で有効成分を頭皮の深部まで
  • 内服治療:7種類の豊富な内服薬

今やAGAはどうしようもない症状ではなく、予防・治療できます。最適な治療で薄毛を改善して、いつまでも若々しい印象を取り戻したいという方は、ぜひWクリニックオムでAGA治療をお試しください。


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デュタステリド(ザガーロ)とは?

デュタステリド(ザガーロ)はもともと前立腺肥大症の治療薬として開発されましたが、AGA治療に対しても効果があることがわかり、AGA治療薬としても開発・承認されました。

日本皮膚科学会が作成した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」によると、デュタステリド(ザガーロ)は「男性型脱毛症の治療として服用を強く勧める=推奨度:A」とされています。

このように、デュタステリド(ザガーロ)はAGA治療薬の中でも高い効果が期待できるといわれています。ここでは、デュタステリド(ザガーロ)とミノキシジル・フィナステリドの違いを紹介します。

ミノキシジルとの違い

デュタステリド(ザガーロ)とミノキシジルには、成分や作用の仕方の違いがあります。

デュタステリド(ザガーロ)は、AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)を生成促進する5αリダクターゼの作用を抑制しています。このことから、薄毛の進行を抑える「守り」のAGA治療薬といえるでしょう。

一方、ミノキシジルは髪の毛のもととなる毛母細胞に働きかけ、ヘアサイクルを延長することで発毛を促す「攻め」のAGA治療薬といえます。

以上のように、デュタステリド(ザガーロ)とミノキシジルでは効果が異なるため併用も可能です。

フィナステリドとの違い

フィナステリド(プロペシア)もAGA治療薬として有名なので知っている方も多いでしょう。デュタステリド(ザガーロ)とフィナステリド(プロペシア)は同じ作用がありますが、違いとしては「血中半減期」と「阻害する5α還元酵素」が挙げられます。

  デュタステリド(ザガーロ) フィナステリド(プロペシア)
血中半減期 約4週間 約6~8時間
作用 5α還元酵素Ⅰ・Ⅱ型を阻害 5α還元酵素Ⅱ型を阻害

なお、デュタステリドの方がフィナステリドよりも、発毛量・髪の毛の太さにおいて高い効果を期待できます。ただし、その差は僅かであるとの意見もあるので一概にはいえません。

デュタステリド(ザガーロ)の効果

5α還元酵素は、男性ホルモンであるテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する働きがあり、ジヒドロテストステロン(DHT)の増加は抜け毛の進行につながるといわれています。

デュタステリド(ザガーロ)の効果は、テストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを阻害することです。これにより、抜け毛の量を減少させ、ヘアサイクルを正常にすることで、AGAの進行を食い止めます。

具体的には、デュタステリド(ザガーロ)を服用すると主に以下の3つの効果が得られます。

  • 髪の毛の本数が増える
  • 硬くて太い髪の毛に成長する
  • 生え際から頭頂部にかけて発毛できる

デュタステリドについてさらに詳しく知りたいという方は、下記記事もあわせてご覧ください。

デュタステリド(ザガーロ)の効果は?服用期間・副作用・正しい飲み方を紹介

デュタステリド(ザガーロ)の効果が出るまでの期間は?

デュタステリド(ザガーロ)の効果が出るまでの期間は、服用し始めてから最低6ヶ月ほどはかかるでしょう。

6ヶ月以上服用を継続していれば、「髪の毛の本数が増えた」「髪の毛が太く、硬く成長した」と感じる方が多いです。

中には早いと服用から3ヶ月ほどで一定の効果を感じる方もいますが、服用を中断してしまうとデュタステリド(ザガーロ)の効果が切れ、薄毛・抜け毛が再び進行してしまうので注意しましょう。

デュタステリド(ザガーロ)の副作用

デュタステリド(ザガーロ)の主な副作用は、以下のとおりです。

  • 性欲減退・男性機能の低下
  • 初期脱毛
  • 肝機能障害
  • 乳房障害(圧痛・肥大)
  • うつ症状・気分の落ち込み
  • 蕁麻疹
  • その他の副作用一覧

フィナステリド(プロペシア)の副作用とほぼ同じですが、発生頻度は同等、もしくはやや高い傾向にあるといわれています。それぞれの症状について詳しくみていきましょう。

性欲減退・男性機能の低下

デュタステリド(ザガーロ)の服用による副作用として、以下のような性機能障害が報告されています。とはいえ、発生頻度は低く、危険性も高くないといわれています。

  • 性欲減退
  • 男性機能の低下
  • ED(勃起不全)
  • 射精障害
  • 精子量減少
  • 男性不妊

以上のような男性機能に関する副作用があることから、妊活中は服用の一時休止が検討されることもあります。そのため、子作りを希望している方は、医師と相談したうえで服用するようにしましょう。

初期脱毛

デュタステリド(ザガーロ)やフィナステリド(プロペシア)のようなAGA治療薬を服用すると、一度に大量の髪の毛が抜け落ちる「初期脱毛」の症状が生じることがあります。

しかし、これは薬が効いていることを意味しており、ヘアサイクルが改善されている証拠です。AGAの原因となるヘアサイクルの乱れを改善し、健康な髪の毛が生えてくるよう、頭皮をリセットしてくれています。

肝機能障害

デュタステリド(ザガーロ)を服用すると、肝機能障害の程度の指標となる「AST(GOT)・ALT(GPT)・γGTP・ビリルビン」の上昇がみられることがあるとされています。

ただし、このような肝機能障害が生じる可能性は極めて低いです。とはいえ、発生頻度がゼロというわけではないため、服用する際は定期的に血液検査をして、肝機能に異常がないか確認するようにしましょう。

乳房障害(圧痛・肥大)

発生頻度1%未満ではありますが、デュタステリド(ザガーロ)の副作用として、乳房障害(圧痛・肥大)も報告されています。

発生頻度は低いですが、万が一異常を感じた場合は速やかに医師に相談するようにしましょう。

うつ症状・気分の落ち込み

うつ症状や気分の落ち込みも一部副作用として報告されています。これは、デュタステリド(ザガーロ)が持つジヒドロテストステロン(DHT)の抑制作用によるものだと考えられています。

ただし、うつ症状・気分の落ち込みが生じるリスクは非常に低く、服用で得られるAGAの抑制効果の方が大きいといえるでしょう。とはいえ、リスクはゼロではないため、専門の医師と相談しながら服用するのが望ましいです。

蕁麻疹

デュタステリド(ザガーロ)に対するアレルギー反応として、蕁麻疹が出ることもあります。

発生頻度は高くないですが、身体に異常を感じる場合は速やかに医師に相談するようにしましょう。

その他の副作用一覧

デュタステリド(ザガーロ)によるその他の副作用としては、以下のような症状があります。

  • 頭痛
  • 腹部不快感
  • 腹痛
  • 下痢
  • めまい
  • 精巣痛
  • 倦怠感
  • 多毛症

デュタステリド(ザガーロ)で治療しようと思ってもどこのクリニックで治療を受けようか迷っている方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、WクリニックオムのAGA治療です。

Wクリニックオムでは、経験豊富な医師とカウンセラーがカウンセリングした上で、以下の3つから適切な治療プランを提案します。


  • 毛乳頭幹細胞培養上清液投与治療:細胞レベルから髪の再生能力を高める
  • 針のない水光注射(デルマスマート):痛みのない注射で有効成分を頭皮の深部まで
  • 内服治療:デュタステリド(ザガーロ)を含む7種類の豊富な内服薬

今やAGAはどうしようもない症状ではなく、予防・治療できます。最適な治療で薄毛を改善して、いつまでも若々しい印象を取り戻したいという方は、ぜひWクリニックオムでAGA治療をお試しください。


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もしもデュタステリド(ザガーロ)を服用して副作用が出たら?

デュタステリド(ザガーロ)の副作用は発生頻度が低いため過度な心配はいりませんが、万が一副作用が生じた場合は適切に対処が必要です。もしもデュタステリド(ザガーロ)を服用して副作用が出たら、一旦服用を中断して医師に相談しましょう。

なお、デュタステリド(ザガーロ)を服用して性機能障害の副作用が生じた場合は、バイアグラなどのED治療薬で治療していくのが一般的です。AGA治療をしつつ性機能も同時にキープしたいときは、医師に相談すると良いでしょう。

デュタステリド(ザガーロ)を服用できない人

以下にあてはまる方は、デュタステリド(ザガーロ)を服用できません。身体の機能に問題が生じたり、副作用が強く出たりするので注意しましょう。

  • 女性・小児
  • 過去にデュタステリド・ステロイドを服用して副作用が生じた人
  • フィナステリドを服用している人
  • 重度の肝機能障害を持っている人

それぞれについて詳しく解説します。

女性・小児

デュタステリド(ザガーロ)は男性のAGA治療薬として開発されたもので、女性の薄毛に対しては治療効果を期待できません。

それどころかむしろ、妊娠中(またはその可能性がある)女性がデュタステリド(ザガーロ)を服用してしまうと、胎児の性機能に悪影響を与えるリスクがあります。

また、小児に対する安全性が確立されておらず、男性ホルモンへ作用することから、成長途中の未成年が服用することも禁止されています。

過去にデュタステリド・ステロイドを服用して副作用が生じた人

過去にデュタステリド(ザガーロ)やステロイドを服用して副作用が生じた方は、デュタステリド(ザガーロ)を服用できません。

なお、デュタステリド(ザガーロ)やステロイドに対してアレルギー反応のあった方も同様です。

フィナステリドを服用している人

デュタステリド(ザガーロ)は、5α還元酵素Ⅰ・Ⅱ型を阻害します。そのため、フィナステリド(プロペシア)と併用できず、どちらか一方のAGA治療薬で治療を進めることになります。

デュタステリド(ザガーロ)の方が料金が高いものの、その分期待できる効果も高いため、十分に比較することが大切です。

重度の肝機能障害を持っている人

重度の肝機能障害を持っている方はデュタステリドを代謝できず、副作用が強く生じる可能性があります。

これはデュタステリド(ザガーロ)に限った話ではないため、他の薬剤についても日頃から注意しましょう。

デュタステリド(ザガーロ)に併用禁忌はある?

デュタステリド(ザガーロ)に併用禁忌は特にありません。ただし、以下のようなCYP3A4阻害薬を併用する際は注意が必要です。

  • プロテアーゼ阻害薬:インジナビル、リトナビルなど
  • アゾール系抗真菌薬
  • マクロライド抗生物質
  • ネファドゾン
  • カルシウム拮抗剤

以上の薬とデュタステリド(ザガーロ)を併用すると血中濃度が上がり、腎機能が低下するなどの恐れがあります。

デュタステリド(ザガーロ)を服用する際の注意点

デュタステリド(ザガーロ)を服用する際は、以下の3点に注意しましょう。

  • 半減期が長い
  • 個人輸入のデュタステリド(ザガーロ)は救済制度の対象外となる
  • 服用中は献血ができない

それぞれの注意点について詳しく解説します。

半減期が長い

デュタステリド(ザガーロ)の血中半減期(薬の血中濃度が半減するまでの時間)は約2週間と長いです。これは、薬の効果が持続しすいというメリットがある一方、副作用が生じたときに副作用が長引くというデメリットもあることを意味します。

デュタステリド(ザガーロ)は安全性の高い薬ですが、知識として押さえておくようにしましょう。

個人輸入のデュタステリド(ザガーロ)は救済制度の対象外となる

インターネット上には個人輸入のデュタステリド(ザガーロ)も出回っており、簡単かつ安価に入手できてしまうのが現状です。しかし、個人輸入の治療薬は品質・有効性・安全性が一切保証されていません。

「偽造薬」「未承認薬」も多く流通しており、このような治療薬を服用してしまうと、重篤な副作用が生じるなどの思わぬ健康被害に遭う危険性があります。実際に重篤な副作用が生じた事例も多く報告されており、厚生労働省も注意喚起をしています。

そして、個人輸入のデュタステリド(ザガーロ)を服用して副作用や健康被害が生じた場合は、本来受けられる「医療品副作用被害救済制度」が適用されません。すべて自己責任となるため、個人輸入のデュタステリド(ザガーロ)は購入しないようにしましょう。

服用中は献血ができない

先述のとおり、デュタステリド(ザガーロ)は血中半減期が長いです。これは、服用中に献血できないことを意味します。

薬が抜け切っていない可能性があるため、服用を中止してから6ヶ月間は献血を控えましょう。

まとめ

デュタステリド(ザガーロ)の副作用は発生頻度が低く、危険性は高くないとされています。ただし、個人輸入のデュタステリド(ザガーロ)を服用すると思わぬ副作用が生じることもあるため、専門のクリニックで医師からの処方を受けることが大切です。

また、デュタステリド(ザガーロ)には服用できない方もいます。AGAに悩んでいる方は、まずは一度専門のクリニックを受診し、カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

薄毛・抜け毛が気になるならWクリニックオムのAGA治療がおすすめ

「抜け毛が気になる」「生え際が薄くなってきた」というような悩みがあって、AGA治療に興味がある方も多いのではないでしょうか。単に「AGA」といっても、その進行状況は様々であるため、患者様にとって最適な治療法を選ばなければなりません。

しかし、AGA治療には多くの種類の治療方法があり、それぞれ料金や効果を実感できる期間、副作用に違いがあります。そこでおすすめなのが、WクリニックオムのAGA治療です。

Wクリニックオムでは、経験豊富な医師とカウンセラーがカウンセリングした上で、以下の3つから適切な治療プランを提案します。


  • 毛乳頭幹細胞培養上清液投与治療:細胞レベルから髪の再生能力を高める
  • 針のない水光注射(デルマスマート):痛みのない注射で有効成分を頭皮の深部まで
  • 内服治療:7種類の豊富な内服薬

今やAGAはどうしようもない症状ではなく、予防・治療できます。最適な治療で薄毛を改善して、いつまでも若々しい印象を取り戻したいという方は、ぜひWクリニックオムでAGA治療をお試しください。

記事監修

足立 真由美

医療法人 涼葵会 理事長
足立 真由美
Adachi Mayumi

経歴

2001年 和歌山県立医科大学卒業、同年大阪医科大学形成外科教室入局
大阪医科大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2003年 医療法人東和会 第一東和会病院形成外科勤務
同院、美容皮膚科・美容外科の設立に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 某美容クリニック院長に就任
2014年 大阪心斎橋に、今までにない新たなコンセプトの美容クリニック「W CLINIC」を立ち上げる。
2017年 医療法人涼葵会 理事長に就任
2019年 医療法人涼葵会 W CLINIC 梅田院 開院

プロフィール

美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する大阪で注目されるクリニック。

中木 義浩

管理医師 アレルギー外来医師
中木 義浩
Yoshihiro Nakaki

経歴

1986年大阪市立大学附属病院 耳鼻咽喉科・形成外科 勤務
1990年社会医療法人景岳会 南大阪病院 耳鼻咽喉科 勤務
1991年医療法人宝生会 PL病院 耳鼻咽喉科・形成外科 医長
1994年大阪市立北市民病院 耳鼻咽喉科 医長
1998年なかき耳鼻咽喉科 院長

資格

・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・補聴器相談医

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