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NMNがNAD+を増加させ、持久力と生活の質を向上することを解説

若く健康な体づくりをサポートするサーチュイン遺伝子。

その遺伝子が作用するのに必要とされるのが補酵素の「NAD+」です。

次世代の栄養素として注目を集める「NMN」は、加齢とともに減少するNAD+を作るための材料になる成分といわれます。

本記事では、NMNの安全性を検証するための研究報告から分かったNAD+の増加量や、持久力と生活の質の向上について解説します。

大阪梅田でNMNに興味ある方はぜひWクリニックオムにご来院ください。

若々しく健康な身体づくりをサポートするサーチュイン遺伝子

サーチュイン遺伝子は、別名「長寿遺伝子」とも呼ばれ、若々しい健康な身体の維持に必要な遺伝子です。

2000年の研究報告でサーチュイン遺伝子が老化の仕組みを制御している可能性が発表されて以来、全世界から注目を集めています。

同年の発表では、サーチュイン遺伝子が活性化して作られるサーチュイン酵素が、他の遺伝子発現を制御して、正しく細胞を作ったり、身体のエネルギー代謝を促進したりする働きがあると報告されました。

人が健康に年を重ねるために必要な機能に大きく関連しているサーチュイン遺伝子。

そんなサーチュイン遺伝子の活性化の要素として注目されているのが、補酵素の「NAD+」と、NAD+を作る材料になるとされる「NMN」です。

NMNとNAD+

NAD+は、酵素が働くために必要な補酵素です。

サーチュイン遺伝子から作られるサーチュイン酵素はNAD+がないと作用を発揮できないといわれ、現在ではサーチュイン遺伝子との関わりが世界中で研究されています。

そんなNAD+を作る材料として、注目されている成分がNMNです。

NMNとNAD+の関係性を順序立てて解説しましょう。

加齢とともに減るNAD+

サーチュイン酵素の作用を発揮させるというNAD+ですが、加齢によって減少することが分かっています。

NAD+の減少は、細胞や臓器の機能低下に繋がっていることから、その減少を抑えることが、健康な体つくりのポイントになるのです。

そんなNAD+を作る材料となり、減少を抑える可能性の一つといわれているのが、次世代の栄養成分として注目されるNMNニコチン・アミド・モノ・ヌクレオチド)です。

MNNはNAD+を形成する材料となる

NMNは、ビタミンB3群の構成成分の一種であり、緑黄色野菜やフルーツにも微量に含まれている成分です。

NMNは体内に入った後、腸管から血管に吸収される際にNAD+に変換されます。

NMNを普段の食事から摂取することは中々難しく、サプリメントから摂取するのがおすすめです。

NMNがNAD+を増加させると持久力と生活の質が向上

若々しく健康的な体づくりをサポートするといわれるNAD+を増加させるといわれるのがNMNです。

40歳~65歳までの中高年が、NMNサプリメントを60日間摂取したとき、身体にどのような変化が生じたのか、研究報告からみていきましょう。

参照 A Multicentre, Randomised, Double Blind, Parallel Design, Placebo Controlled Study to Evaluate the Efficacy and Safety of Uthever (NMN Supplement), an Orally Administered Supplementation in Middle Aged and Older Adults

URL:https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fragi.2022.851698/full

NMNによるNAD+の増加が持久力と生活の質に及ぼす影響

NMNの安全性や若々しい体づくりをサポートする作用を検証するために行われた研究報告から、NMNがNAD+を増加させることにより、持久力や生活の質が向上する可能性が分かりました。

研究では、40歳~65歳までの中高年に、60日間、1日1回朝食後にNMNサプリメントを2カプセル摂取(それぞれ150mgのNMNまたはでんぷん粉末を含有)を指示しています。

NMNサプリメントを飲んだ方は、30日目ではNAD+が基準値より11.8%増加、60日目には38%もNAD+の値が増加していました。

また、研究対象者に、6分間の歩行耐久訓練を行ったところ、試験終了時に持久力の向上が確認されています。

上記の研究内容から、NMNサプリメントを飲むとNAD+が増加する可能性や、持久力向上の可能性があるといえるのです。

終わりに

NMNは、体内に取り込むと、補酵素のNAD+に変換される注目の成分です。

研究報告からは、NMNを飲み、NAD+が増加することで、サーチュイン遺伝子が作用して若く丈夫な体つくりができる可能性が提示されています。

健康な体づくりを目指している方は、ぜひ、臨床実験により安全性も証明されたNMNを摂取してみてください。

WクリニックオムではNMNを点滴でご提供しています。

興味ある方は是非一度ご来院ください。

記事監修

足立 真由美

医療法人 涼葵会 理事長
足立 真由美
Adachi Mayumi

経歴

2001年 和歌山県立医科大学卒業、同年大阪医科大学形成外科教室入局
大阪医科大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2003年 医療法人東和会 第一東和会病院形成外科勤務
同院、美容皮膚科・美容外科の設立に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 某美容クリニック院長に就任
2014年 大阪心斎橋に、今までにない新たなコンセプトの美容クリニック「W CLINIC」を立ち上げる。
2017年 医療法人涼葵会 理事長に就任
2019年 医療法人涼葵会 W CLINIC 梅田院 開院

プロフィール

美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する大阪で注目されるクリニック。

中木 義浩

管理医師 アレルギー外来医師
中木 義浩
Yoshihiro Nakaki

経歴

1986年大阪市立大学附属病院 耳鼻咽喉科・形成外科 勤務
1990年社会医療法人景岳会 南大阪病院 耳鼻咽喉科 勤務
1991年医療法人宝生会 PL病院 耳鼻咽喉科・形成外科 医長
1994年大阪市立北市民病院 耳鼻咽喉科 医長
1998年なかき耳鼻咽喉科 院長

資格

・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・補聴器相談医

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