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NMNを摂取する時間帯はいつがいいの?エビデンスに 基づき医師が解説

近年の健康・美容業界では、健康を効率的にサポートするアイテムとしてNMNが注目されています。

定期的に摂取することで、ヒトの健康を維持するが加齢に伴って減少する成分である「NAD+」の補給が可能です。

NMNは老化予防との関連性が研究されている成分でもあるため、NMNをとりあえず試したいと考える方は少なくないでしょう。

しかし、「NMNは一体いつ摂取するのが効果的なの?」とお悩みではないでしょうか。

結論として、NMNを摂取する適切なタイミングは午後だと考えられています。エビデンスに基づきながら詳しく解説していきましょう。

今後、NMNを摂取する際の参考にしていただければ幸いです。

大阪梅田でNMN点滴を受けたい方は、Wクリニックオムに一度ご来院ください。

NMNを摂取するタイミングは午後が最適?

NMNを摂取するのは午後が効果的だと考えられています。

この点について、日本人の高齢者を対象とした論文の中で詳しく言及されています。

2022年上半期に公開された論文は「NMNの時間依存的摂取が日本人高齢者に及ぼす睡眠の質・疲労・身体能力の変化」について実験するものでした。

ニコチンアミドモノヌクレオチドの時間依存的な摂取が、高齢者の睡眠の質、疲労、および身体能力に及ぼす影響(”This study investigated the effects of the time-dependent intake of nicotinamide mononucleotide(NMN) on sleep quality, fatigue, and physical performance in older adults.”)を調査した論文

参考:https://www.mdpi.com/2072-6643/14/4/755
(『Effect of 12-Week Intake of Nicotinamide Mononucleotide on Sleep Quality, Fatigue, and Physical Performance in Older Japanese Adults: A Randomized, Double-Blind Placebo-Controlled Study』)

実験では、参加者を4つのグループに分けて検証を繰り返しています。

  1. NMNを午前に摂取するグループ
  2. NMNを午後に摂取するグループ
  3. プラセボを午前に摂取するグループ
  4. プラセボを午後に摂取するグループ

プラセボはNMNではありません。あくまで偽薬で、摂取してもプラシーボ効果が多少見込める程度です。

この実験によって約100名の参加者が別の時間帯に薬剤を摂取した結果、午後にNMNを摂取したグループは身体能力や睡眠の質に変化が生じたことが判明しました。

全体として、午後のNMN摂取は下肢機能を効果的に改善し、高齢者の眠気を軽減しました。 これらの発見は、NMNが高齢者の身体能力の低下を防ぎ、疲労を改善する可能性を示唆しています。

(”Overall, NMN intake in the afternoon effectively improved lower limb function and reduced drowsiness in older adults. These findings suggest the potential of NMN in preventing loss of physical performance and improving fatigue in older adults.”)

参考:https://www.mdpi.com/2072-6643/14/4/755

(『Effect of 12-Week Intake of Nicotinamide Mononucleotide on Sleep Quality, Fatigue, and Physical Performance in Older Japanese Adults: A Randomized, Double-Blind Placebo-Controlled Study』)

NMNを午後に摂取したグループは夕方18時以降に薬剤を服用しています。

就寝前にNMNを摂取した結果、体内でNAD+に変換された成分が眠気の軽減・下肢機能の改善をサポートすることが判明しました。

午前中に摂取したグループにはみられない特徴のため、現状NMNサプリメントを飲むタイミングは朝・夕方ではなく寝る前が最適だと考えられています。

ヒトの身体に蓄積した疲労を改善するNMNのはたらきについて、各国の研究チームによるさらなる実験の成果が期待されています。

一日の摂取量について

先のエビデンスでは、250mgのNMNを高齢者が1日1回ずつ摂取しています。この実験ではNMNによる被害はありませんでした。

NMN (250 mg) またはプラセボを 1 日 1 回、12 週間投与しました。(”NMN (250 mg) or placebo was administered once a day for 12 weeks.”)

参考:https://www.mdpi.com/2072-6643/14/4/755

(『Effect of 12-Week Intake of Nicotinamide Mononucleotide on Sleep Quality, Fatigue, and Physical Performance in Older Japanese Adults: A Randomized, Double-Blind Placebo-Controlled Study』)

また、成人済みの健康な男女(20〜65歳)を対象におこなわれた研究では、毎日1250mgのNMNを摂取しても薬剤による健康被害が確認されませんでした。

これらの実験を大きく上回る量を摂取しない限り、トラブルが生じるリスクは非常に少ないと言えるでしょう。

参考:https://www.nature.com/articles/s41598-022-18272-y

(『Safety evaluation of β-nicotinamide mononucleotide oral administration in healthy adult men and women』)

NMNは摂取の時間に気をつけて効率よく摂取しましょう

NMNは摂取後にヒトの体内でNAD+に変換される成分です。

眠気の軽減や疲労改善、筋力・持久力など身体機能をカバーするため、老化予防に繋がると考えられています。

Wクリニックオムでは、NMNの適切な量を適切なタイミングで点滴で摂取させます。

大阪梅田でNMNに興味ある方は一度、Wクリニックオムにご来院ください。

記事監修

足立 真由美

医療法人 涼葵会 理事長
足立 真由美
Adachi Mayumi

経歴

2001年 和歌山県立医科大学卒業、同年大阪医科大学形成外科教室入局
大阪医科大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2003年 医療法人東和会 第一東和会病院形成外科勤務
同院、美容皮膚科・美容外科の設立に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 某美容クリニック院長に就任
2014年 大阪心斎橋に、今までにない新たなコンセプトの美容クリニック「W CLINIC」を立ち上げる。
2017年 医療法人涼葵会 理事長に就任
2019年 医療法人涼葵会 W CLINIC 梅田院 開院

プロフィール

美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する大阪で注目されるクリニック。

中木 義浩

管理医師 アレルギー外来医師
中木 義浩
Yoshihiro Nakaki

経歴

1986年大阪市立大学附属病院 耳鼻咽喉科・形成外科 勤務
1990年社会医療法人景岳会 南大阪病院 耳鼻咽喉科 勤務
1991年医療法人宝生会 PL病院 耳鼻咽喉科・形成外科 医長
1994年大阪市立北市民病院 耳鼻咽喉科 医長
1998年なかき耳鼻咽喉科 院長

資格

・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・補聴器相談医

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