NMNで抗老化?エイジングケアについてマウス実験など解説
「NMNでエイジングケア」
みなさんはもしかしたら、一度は耳にしたことがあるフレーズかもしれません。
MNN(ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド)とは、近年、抗老化の作用があるとして研究が加速する物質で、ビタミンB3の中に含まれます。
今回は、NMNが抗老化にどのように作用するのかを詳しく解説していきます。
大阪梅田でNMNを摂取したい方は、Wクリニックオムにぜひ一度ご来院ください。
NMNとはなにか
![](https://mens.wclinic-osaka.jp/wp-content/uploads/2023/04/img016_4-26_1.png)
NMNは、ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドといい、ビタミンの中に含まれる成分の一種です。
ブロッコリーや枝豆、アボカドといった野菜にも少量含まれています。
NMNが体内に吸収されるとNAD+(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)という物質へ変換されます。
NAD+とは、補酵素の一種であり抗老化作用を期待できる物質そのものです。
NAD+とはなにか
NMNが体内で変換されると、NAD+という補酵素になります。
実は、抗老化作用を期待されて研究がおこなわれているのは、NMNそのものではなくおもにNAD+です。
NMNによって抗老化が期待される理由
NMNが体内に取り込まれることでNAD+へ変換され、NAD+によって普段はあまり活動的でない「サーチュイン遺伝子」が活性化されます。
サーチュイン遺伝子とは、別名「若返り遺伝子」「長寿遺伝子」とよばれ、抗老化・若返りに作用するとしてすでに多くの研究で明らかにされています。
サーチュイン遺伝子を活性化させる方法としては、カロリー制限や断食が効果的であるといわれています。
カロリー制限や断食によって、飢餓状態をつくることでしか活性化されないとされていたサーチュイン遺伝子ですが、NAD+の発現によってもサーチュイン遺伝子が活性化されることが解明されました。
NMNそのものではなく、NAD+へと変換されたのちに、サーチュイン遺伝子が活性化します。
マウス実験によるNMNの抗老化作用
米国でおこなわれたマウスの実験では、
1年間マウスにNMNを投与し続けたところ、NMNを摂取していないマウスと比較して、加齢によるエネルギーの低下、骨密度の低下、筋肉量の低下、などの多くの臓器の機能低下が制御された
対象(青)とNMN投与(赤)マウス(グループあたりn=10マウス)の肝臓、骨格筋、および皮質におけるNMN経口投与(300mg/kg)の1時間後のNAD+レベル
https://www.e-radfan.com/product/84251/
といった結果が得られています。
加齢によってあらわれる機能低下として、アルツハイマー型認知症や糖尿病、老眼の予防と改善に効果があるとして、現在、世界各国の多くの研究機関で盛んに研究されています。
NMNサプリメントの摂取により期待できること
NMNとNDA+によるサーチュイン遺伝子への作用と、サーチュイン遺伝子の効果を述べてきましたが、NMNをサプリメントで意図的に摂取することによって期待できることが多くあります。
2022年5月には東京大学の研究グループが、加齢に伴う筋力低下に対してNMNのサプリメントの摂取が有効的であると発表しました。
ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)で高齢男性の運動機能が改善
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/__icsFiles/afieldfile/2022/05/06/release_20220501_1.pdf
NMNを12週間摂取した実験グループは、そうでないグループと比較して血中のNAD+濃度が上昇し、歩行速度、握力の改善があきらかになりました。
NMNのサプリメントの摂取によって細胞レベルの抗老化が期待できるとし、現在も多くの研究がされています。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
現在、NMNの研究は盛んに行われており、抗老化に効果があると言われています。
NMNはサプリや美容用品などで摂取することができますが、医師の下で安全に行える点滴がおすすめです。
大阪はじめ関西でNMN点滴を考えておられる方は、ぜひWクリニックオムに一度ご相談ください。