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エクソソームと幹細胞培養液の違いは?エクソソームの効果や施術について解説!

エクソソームは、美を追求する方から注目を集めている美容成分です。幹細胞培養液と同じく、従来の美容成分にはないような美容効果や美肌効果があると注目を集めています。

しかし、エクソソームと幹細胞培養液の違いについて理解していない方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、エクソソームと幹細胞培養液の違いを紹介します。エクソソームの効果や副作用などについても徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

エクソソームと幹細胞培養液の違いは?

「エクソソーム」と「幹細胞培養液」は、似たような表現で使われます。どちらも最新の再生医療から美容へ応用されている技術であり、これまでの美容成分では実現が難しいようなアンチエイジング効果が期待されている成分です。

エクソソームと幹細胞培養液のメカニズムは理解するのが難しく、しばしば混同されて用いられるなど、「何となく凄そう」というイメージだけが先行しています。そこでここでは、エクソソームと幹細胞培養液の違いについて詳しく解説します。

エクソソームとは?

エクソソームとは、動物細胞や植物細胞などの核を持つ細胞内の多胞体から分泌される顆粒状の小器官です。その直径は50~150nm(ナノメートル)で、たんぱく質や核酸(メッセンジャーRNA・マイクロRNA・DNAなど)などの物質を含有しています。

エクソソームの役割は、細胞間の情報伝達です。人間の細胞は「生きるために必要な機能の維持」を目的として存在しています。特にエクソソーム内のマイクロRNAという遺伝物質は、細胞間同士のメッセンジャーとしての役割を果たしています。

マイクロRNAはこれまで細胞内のDNA内にしか存在しないと考えられてきましたが、最新の研究によりエクソソーム内にも含まれていることがわかりました。現在では、エクソソーム内のマイクロRNAを再生医療や美容へ応用しようとされています。

エクソソームの種類

エクソソームの種類は、主に以下の3つのタイプに分類されます。

  • ミトコンドリア:細胞の水素を用いて、細胞のエネルギーを供給する
  • パルスオーム:細胞の不要物質や分解物を排出し、細胞内の環境を整える
  • リソソーム:たんぱく質を合成・分解し、たんぱく質の輸送や細胞の免疫反応などを担う

幹細胞培養液とは?

まず幹細胞とは、「自分以外の細胞にもなれる細胞」のことです。人間などの生物の体は、非常に微小な因子である細胞で構成されています。各細胞は、自分と同じ性質を持つ細胞に分裂して増殖するのが特徴です。

骨の細胞は骨になり、血液の細胞は血液になるとイメージするとわかりやすいでしょう。しかし、幹細胞は、自分以外の細胞にも分裂して増殖することが可能です。そのため、幹細胞が持つこの性質を応用すれば、傷ついた細胞を再生させるといったことも不可能ではありません。

そして、幹細胞培養液は、幹細胞の培養によって生成される培養液です。美容成分として配合されていますが、再生医療で用いられる幹細胞とは異なります。ただ、幹細胞と同じようなアンチエイジング効果などが見込めます。

エクソソームと幹細胞培養液の違い

エクソソームは細胞から分泌される成分であり、幹細胞からも分泌されます。そのため、幹細胞培養液にもエクソソームが含まれています。

幹細胞培養液にはエクソソーム以外の成分も含まれており、両者の違いを考える場合は、エクソソーム「も」含んだ培養液が幹細胞培養液だと捉えると良いでしょう。ただし、幹細胞培養液は、エクソソームが主成分の美容製品ではありません。

結論として、エクソソームと幹細胞培養液は別物です。そのため、エクソソームを取り入れたい方は、エクソソームもしくは、この後紹介する幹細胞培養上清液を使用することをおすすめします。

多くのエクソソームが含まれた幹細胞培養上清液とは?

「幹細胞培養上清液」とは、エクソソームの配合比率を上げたもので、エクソソームが多く含まれています。幹細胞の培養によって生成される幹細胞培養液ですが、その中でも成長因子のような有効成分だけを抽出したより高純度の物質が「幹細胞培養上清液」です。

「幹細胞培養上清液」は幹細胞培養液よりも高純度なため、幹細胞培養液以上の効果が期待できます。

エクソソーム(幹細胞培養上清液)の効果

エクソソーム(幹細胞培養上清液)には、さまざまな効果があると考えられています。ただ、エクソソームに関する製品には他の美容成分も含まれており、エクソソームによる効果かどうか判断するのが困難です。

そこでここでは、一般的にエクソソームに期待できると考えられている効果を紹介します。

細胞組織・神経を修復する

エクソソームには、細胞組織・神経を修復する効果が期待できます。具体的には、以下のような効果が考えられます。

  • 組織(筋肉・内蔵・末梢神経など)の損傷した患部を修復する
  • 損傷した組織の細胞分裂を活性化し、細胞再生力を向上させ、機能を回復させる

コラーゲンやエラスチンの生成を促す

エクソソームが線維芽細胞という細胞に働きかけることで、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。

コラーゲンやエラスチンには肌に潤いを与えたり、肌をしなやかかつ丈夫にしたりする効果があります。そのため、コラーゲンやエラスチンの生成活性化により、美肌へとつながるでしょう。

肌のターンオーバーを促進する

エクソソームには、肌のターンオーバー(肌細胞や皮膚の生まれ変わり)を促進する効果が期待できます。肌のターンオーバーが促進されることで、肌全般のトラブルに対して改善が見込めるでしょう。

エクソソームは肌・皮膚全体のターンオーバーに対してアプローチできるため、肌に関する悩み全体にアプローチ可能です。

抗炎症・抗アレルギー・免疫調整作用がある

エクソソームには、抗炎症・抗アレルギー・免疫調整作用の効果が期待されています。医療分野において、アトピー性皮膚炎などへの臨床応用が検討されており、免疫調整作用により、アレルギー反応や炎症を抑制する効果が期待されています。

以上のような効果から、肌トラブルや炎症を抑制し、肌の調子を良くする効果が期待できるでしょう。

疲労回復・健康維持に役立つ

エクソソームは血管の新生を促進し、身体だけでなく脳にもアプローチします。これにより、「回復が遅い」「疲れやすい」などの加齢による悩みを改善する効果が期待できます。

また、不眠症や更年期障害、免疫力の衰えなどにも効果が期待でき、健康維持に役立つでしょう。現在、脳疾患(脳卒中・アルツハイマー型認知症など)や心筋梗塞などの医療分野でもさまざまな研究が進められています。

毛髪の再生を促す

AGA治療や薄毛対策としても、エクソソームが使用されるようになっています。エクソソームは、毛髪の再生をサポートする成分を毛根へ供給する役割を担います。

毛包細胞を増殖・分化させるため、発育・発毛に有効です。また、傷ついた頭皮や毛皮を修復することで、頭皮環境を整えます。

エクソソーム(幹細胞培養上清液)の効果はどれくらいで出る?

エクソソーム(幹細胞培養上清液)の施術を受ける目的によって、効果が出るまでの期間は異なります。

美肌を目的とした治療であれば、1回の施術で肌の潤いやツヤを実感できる場合もあります。ただ、十分な効果を実感するためには、1~2週間の間隔を空けて計3回ほど施術を受けるのがおすすめです。

一方、AGA・薄毛治療の場合は、施術を1回だけ受けても効果を実感するのは難しく、施術を複数回受ける必要があります。効果を実感するまでの期間は、半年~1年ほどが目安です。

エクソソーム(幹細胞培養上清液)の施術方法

エクソソーム(幹細胞培養上清液)の施術方法には、いくつか種類があります。以下は、エクソソームの主な施術方法です。

  • 注射による施術
  • 点滴による施術
  • ダーマペンによる施術
  • 超音波による施術

それぞれについて詳しく解説します。

①注射による施術

注射による施術は、手打ちで治療するため時間がかかります。ただ、肌の状態に合わせた注入したり、顔の限定的な部位を治療したりといった細かい調整が可能です。注射による施術は、どうしても痛みが伴う点には注意しましょう。

 

治療の目的

おすすめな人

注射による施術

・顔や肌の若返り

・育毛や発毛

・痛みに耐えられる方

・限定的な部分をピンポイントとで治療したい方

・AGAや薄毛を治療したい方

②点滴による施術

点滴による施術では、血管へエクソソームを注入して全身へ届けます。エイジングケアなどの美容目的以外にも、病気の予防や免疫力の向上にも有効です。幅広い悩みへアプローチが可能で、ダウンタイムがないのも大きなメリットです。

 

治療の目的

おすすめな人

点滴による施術

・全身の若返り

・免疫力や体力の向上

・抜け毛や薄毛の予防対策

・全身の若返りを達成したい方

・ダウンタイムのない施術を受けたい方

・体調を整えたい方

③ダーマペンによる施術

ダーマペンという超極細針で肌の表面に微小の穴をあけ、エクソソームを注入する施術です。0.1mm単位で針の細さを調整できるため、患者に合わせた施術を受けられます。注射による施術と比べて痛みが少なく、小鼻や目元などの細かい部位にアプローチできるのが特徴です。

 

治療の目的

おすすめな人

ダーマペンによる施術

・顔や肌の若返り

・育毛や発毛

・施術で痛みを感じたくない方

・美肌治療や顔全体の若返りが目的の方

・AGAや薄毛を治療したい方

④超音波による施術

超音波プラズマを照射する治療機器を用いて、肌の奥部までエクソソームを浸透させる施術です。レーザー治療とは異なり肌へのダメージが少なく、ダウンタイムや痛みもあまり感じません。コラーゲンやエラスチンの生成促進により、古い角質を除去する効果が期待できます。

 

治療の目的

おすすめな人

超音波による施術

・肌の若返り

・美肌治療や顔全体の若返りが目的の方

・ダウンタイムや痛みの少ない施術を受けたい方

エクソソーム(幹細胞培養上清液)の副作用は?

注射やダメージによる施術でエクソソームを注入する場合は、腫れや赤み、かゆみなどが副作用としてあらわれる可能性があります。しかし、上記の症状は多くのケースで1~2週間以内に治まります。

エクソソームの施術は安全性が高いものの、以下の特徴にあてはまる方は施術を受けられない可能性があるので注意が必要です。

  • 薬物アレルギーのある方
  • 妊娠中・授乳中の方
  • 悪性腫瘍やがんを治療中の方

エクソソーム(幹細胞培養上清液)治療の費用相場

エクソソーム治療は自由診療のため、クリニックが自由に価格を設定できます。そのため、エクソソーム治療の費用相場は、5~100万円と幅広いです。

施術を受けるクリニックや施術方法、施術回数によって異なるため、事前に確認しておきましょう。また、施術目的や個人差によって効果の出方に差があり、人によっては長期間治療を受けなければならない場合もあります。まずは、クリニックの初回カウンセリングを受けてみましょう。

エクソソーム(幹細胞培養上清液)治療は保険適用外?

エクソソーム治療は美容目的に該当するため、基本的には保険適用外です。どのクリニックを選んでも保険の適用はされず、10割自己負担する必要があります。クリニックによって費用に差が出るため、自分の施術目的や予算に合ったクリニックを選びましょう。

一方、先述したような医療目的の幹細胞治療の場合は、保険が適用される場合もあります。幹細胞治療のうち保険が適用されるのは、骨髄移植などの脊髄再生治療や造血幹細胞移植です。

まとめ

エクソソーム(幹細胞培養上清液)は医療分野だけでなく美容目的の施術にも応用され始めており、究極のエイジングケア効果を持つ美容成分として期待されています。

エイジングケアやAGA・薄毛治療をしたいと考えている方は、エクソソーム(幹細胞培養上清液)治療を検討してみても良いかもしれません。ぜひこの記事を参考にして、自分に合った施術方法とクリニックを検討してみてください。

記事監修

足立 真由美

医療法人 涼葵会 理事長
足立 真由美
Adachi Mayumi

経歴

2001年 和歌山県立医科大学卒業、同年大阪医科大学形成外科教室入局
大阪医科大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2003年 医療法人東和会 第一東和会病院形成外科勤務
同院、美容皮膚科・美容外科の設立に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 某美容クリニック院長に就任
2014年 大阪心斎橋に、今までにない新たなコンセプトの美容クリニック「W CLINIC」を立ち上げる。
2017年 医療法人涼葵会 理事長に就任
2019年 医療法人涼葵会 W CLINIC 梅田院 開院

プロフィール

美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する大阪で注目されるクリニック。

中木 義浩

管理医師 アレルギー外来医師
中木 義浩
Yoshihiro Nakaki

経歴

1986年大阪市立大学附属病院 耳鼻咽喉科・形成外科 勤務
1990年社会医療法人景岳会 南大阪病院 耳鼻咽喉科 勤務
1991年医療法人宝生会 PL病院 耳鼻咽喉科・形成外科 医長
1994年大阪市立北市民病院 耳鼻咽喉科 医長
1998年なかき耳鼻咽喉科 院長

資格

・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・補聴器相談医

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