COLUMN

コラム

  • HOME
  • エクソソームコラム

【知らないと危険】ED治療薬の副作用は?代表的な3つのED治療薬を比較して解説!

EDは「勃起不全」や「勃起障害」と呼ばれており、男性機能の低下を意味します。幅広い年代の男性がなりうる症状で、EDに悩まされている男性も珍しくありません。

そのため、中には、ED治療薬の服用を考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、ED治療薬には副作用があるため注意が必要です。

そこでこの記事では、代表的な3つのED治療薬の副作用について比較解説していきます。ED治療薬との同時摂取を控えた方が良いものやED治療薬を服用できない方の特徴などについても解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ED治療薬とは?

EDは満足のいく性行為ができない状態のことをいい、以下のような症状もEDにあてはまります。

  • 勃起しない
  • 勃起しても硬さが十分でない
  • 勃起を維持できない(中折れ)

ED治療薬は、性行為の前に服用して勃起状態をサポートする薬です。勃起は性的興奮によって引き起こされますが、その状態を持続させることで満足のいく性行為につながります。ただし、ED治療薬はEDを根本的に改善するものではないため、性行為のたびに服用する必要があります。

ED治療薬の種類

ED治療で用いられるED治療薬は、主に以下の3種類です。

  • バイアグラ(シルデナフィル)
  • レビトラ(バルデナフィル)
  • シアリス(タダラフィル)

いずれも勃起状態をサポートする薬ですが、それぞれ異なる特徴があります。以下で詳しくみていきましょう。

バイアグラ(シルデナフィル)

バイアグラ(シルデナフィル)は世界で初めて開発されたED治療薬であり、一般的に広く知られているものです。アメリカのファイザー社が販売しており、日本では1999年から認可されています。

服用してから効果が出るまでは30~60分ほどで、即効型のED治療薬です。4時間ほどの持続力を持っており、服用してから1~2時間後にピークを迎えます。食後に服用すると効果が出づらくなってしまうため、空腹状態での服用が勧められています。

レビトラ(バルデナフィル)

レビトラ(バルデナフィル)はドイツのバイエル社が販売しており、日本では2004年から認可されています。

服用してから15分ほどで効果がみられる超即効型のED治療薬であり、バイアグラよりも即効性に優れています。持続力も5~8時間ほどと長く、食事による影響を受けにくいのも特徴の1つです。

シアリス(タダラフィル)

シアリス(タダラフィル)はアメリカのイーライリリー社が販売しており、日本では2007年から認可されています。服用してから効果が出るまでは1~3時間ほどですが、24~36時間の持続力を持っており、ED治療薬の中で最も持続力が高いです。

また、レビトラと同様に食事の影響を受けにくいという特徴があります。ただし、バイアグラやレビトラと比べて効果が少し弱く、副作用もその分弱い傾向にあることを押さえておきましょう。

ED治療薬の主な副作用

ED治療薬の主な副作用は、以下のとおりです。

  • 頭痛
  • 顔のほてり
  • 腹痛・消化不良・視覚症状

それぞれについて詳しく解説します。

頭痛

ED治療薬は血管を拡張する作用を持っており、男性器だけでなく全身に作用が及びます。頭部の血管が拡張すると、周辺の神経に刺激が加わってしまい、頭痛が引き起こされる可能性があります。

軽い頭痛の場合がほとんどですが、症状が長引くのであれば市販の頭痛薬を服用すると良いでしょう。

顔のほてり

ED治療薬の服用により顔面の血管が拡張すると、頬がほてったり、紅潮したりすることがあります。多くの場合で自然に症状が治まるため、過度な心配は必要ありません。

ただし、血管の拡張により鼻への血流が増えすぎると、鼻血や鼻づまりなどの症状が出ることもあります。これらの症状が気になる方は、点鼻薬などを準備しておきましょう。

腹痛・消化不良・視覚症状

稀なケースではありますが、ED治療薬の服用により腹痛・消化不良・視覚症状が出る可能性もあります。

視覚症状の例としては、目の充血や、視野が濃くみえたり青みがかかってみえたりする彩視症などがあります。視覚症状の中には重篤なものもあるため、異常を感じたら医師に相談しましょう。

【比較】ED治療薬ごとの副作用

ED治療薬ごとの副作用とその発生頻度は、以下の表のとおりです。

 

バイアグラ(シルデナフィル)

レビトラ(バルデナフィル)

シアリス(タダラフィル)

頭痛

12.74%

5.59%

11.30%

ほてり

10.19%

15.66%

3.50%

消化不良

0.64%

0.99%

2.30%

鼻閉

0.00%

2.96%

1.20%

めまい

0.64%

0.44%

0.00%

眼症状

1.91%

1.53%

1.20%

背部痛

0.00%

0.00%

1.90%

参照元:日本性機能学会/日本泌尿器科学会「ED診療ガイドライン第3版」

それぞれの副作用について詳しくみていきましょう。

バイアグラ(シルデナフィル)の副作用

バイアグラ(シルデナフィル)の副作用は、以下のとおりです。

発生頻度

副作用

1%以上

・頭痛

・ほてり、紅潮

0.1~1%未満

・消化不良、腹痛

・めまい

・動悸、胸痛、頻脈

日本で承認されている用量は25mgと50mgで、舌で溶かして服用するタイプの「バイアグラODフィルム」も販売されています。100mgは日本では未承認ですが、重度のEDの方は医師と相談して100mg(50mg×2錠)を服用することもできます。

レビトラ(バルデナフィル)の副作用

レビトラ(バルデナフィル)の副作用は、以下のとおりです。

発生頻度

副作用

1%以上

・頭痛

・ほてり

・めまい

・消化不良

・心悸亢進

・鼻閉

・嘔気

0.1~1%未満

・腹痛

・頻脈

・高血圧

・鼻出血

・呼吸困難

・不眠症

・紅斑

・そう痒

・ 発汗

5mg・10mg・20mgの用量が販売されており、用量と比例して効果も大きくなります。ただし、高齢者(65歳以上)の場合は血漿中濃度が上がる恐れがあるため、5mgから服用し始めることが勧められています。

シアリス(タダラフィル)の副作用

シアリス(タダラフィル)の副作用は、以下のとおりです。

発生頻度

副作用

1%以上

・頭痛

・消化不良

・鼻閉

・潮紅

・筋痛

・背部痛

・四肢痛

0.1~1%未満

・腹痛

・ほてり

・動悸

・眼の充血

・下痢

・嘔吐

・胃炎

バイアグラやレビトラと比べて効果が少し弱いものの、24~36時間の持続力があり、バイアグラに劣らないシェア率を誇っています。

ED治療薬の副作用が出たときはどうすれば良い?

ED治療薬の副作用が出たときは、一旦性行為を中断しましょう。無理に性行為を続けてしまうと、副作用が悪化する可能性もあります。

ほてりや紅潮が出たときは、室温や寝具を調整して身体を冷ましましょう。また、頭痛も身体を冷ますことで症状を和らげられることがあり、それでも症状が続く場合は頭痛薬を服用すると良いでしょう。

ED治療薬の副作用の多くは一時的なものであるため、まずはゆっくりと休むことが大切です。

副作用を強める?ED治療薬と同時摂取しない方が良いもの

以下の3つは副作用を強める可能性があるため、ED治療薬との同時摂取は控えましょう。併用禁忌とまではいきませんが、併用注意(十分な注意が必要)とされているものです。

  • アルコール
  • グレープフルーツ
  • 高血圧の治療薬(利尿薬や降圧剤など)

アルコール

アルコールとED治療薬は、どちらも血流を促進させるため相性が良くありません。大量のアルコールとED治療薬を同時に摂取すると、血圧が急激に下がり、めまいや意識の混濁、ふらつきが生じる可能性があります。

しかし一方で、少量のアルコールであればリラックス状態につながるため、性行為にプラスの影響もあります。そのため、性行為の前にアルコールを摂取する場合は、適切な量を守ることが重要です。

厚生労働省が示している「節度ある適度な飲酒」は、純アルコールにして20gまでです。これはビールであればロング缶1本、日本酒であれば1合ほどにあたります。

グレープフルーツ

グレープフルーツは、ED治療薬に限らず、さまざまな薬で併用すべきでないといわれています。なぜなら、グレープフルーツに含まれている成分が薬の代謝を妨害し、薬が体内に長く残ってしまうため、薬の副作用を強めてしまう可能性があるためです。

グレープフルーツによる作用は摂取してから2~3日ほど持続するとされており、ED治療薬を服用する当日以外にも注意する必要があります。ただ、同じ柑橘類でもオレンジや温州みかんなどの種類によっては影響がないといわれています。

参照元:札幌医科⼤学附属病院「薬とグレープフルーツ・柑橘類の飲み合わせ」

高血圧の治療薬(利尿薬や降圧剤など)

ED治療薬は一時的に血圧を下げてしまうことがあるため、高血圧の治療薬(利尿薬や降圧剤など)を服用している方は注意しましょう。併用が禁止されているわけではありませんが、医師による適切な判断が必要です。

高血圧の治療薬(利尿薬や降圧剤など)とED治療薬を併用すると、血圧が急激に下がり、めまいやふらつきなどの症状に見舞われる可能性があります。

特にα遮断薬を服用している方は要注意で、低用量のED治療薬から服用し始めることが勧められています。そのほかの降圧薬(β遮断薬・利尿薬・Ca拮抗剤など)は制限されていないものの、服用する際は注意しましょう。

ED治療薬の併用禁忌薬・服用できない人

ここでは、ED治療薬の併用禁忌薬と服用できない方の特徴を紹介します。これらを知らずにED治療薬を服用するのは危険なので、注意しましょう。

併用禁忌薬

ED治療薬との併用禁忌薬としては、以下のものが挙げられます。

  • 硝酸剤、一酸化窒素供与剤(ニトログリセリン・硝酸イソソルビド・亜硝酸アミル・ニコランジルなど)
  • sGC刺激剤(アデムパス錠やリオシグアトなど)
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン錠など)

服用できない人

ED治療薬を服用できないのは、以下の特徴にあてはまる方です。

  • 低血圧または高血圧と診断されている
  • 肝機能障害がある
  • 血管や心臓に障害がある
  • ED治療薬に含まれる成分(シルデナフィル・バルデナフィル・タダラフィル)にアレルギーがある

ED治療薬の副作用に関する注意点

ED治療薬の副作用に関する注意点として、以下のものが挙げられます。

  • ED治療薬は食事の影響を受けやすい
  • 用法・用量を守る
  • 個人輸入の通販サイトでは購入しない

それぞれ詳しくみていきましょう。

ED治療薬は食事の影響を受けやすい

ED治療薬ごとの食事による影響の受けやすさは、以下のとおりです。

  • バイアグラ(シルデナフィル):食事の影響を受けやすい
  • レビトラ(バルデナフィル):やや食事の影響を受けやすい
  • シアリス(タダラフィル):食事の影響を受けにくい

特にバイアグラは食事による影響を受けやすいED治療薬です。胃の中に食べ物が残っていると有効成分が吸収されず、効果がしっかりと出なかったり、効果が出るまでに時間がかかったりする可能性があります。

用法・用量を守る

ED治療薬を服用する際は、医師から指示された用法・用量を守るようにしましょう。より高い効果を得たいからといって、自己判断で用量を増やしたり、飲み方を変えたりするのは良くありません。

医師は患者ごとに薬を処方しているため、自己判断で用法・用量を変えるのが危険が伴います。もし処方されたED治療薬で効果を感じられない場合は、必ず医師に相談するようにしましょう。

個人輸入の通販サイトでは購入しない

ED治療薬を手に入れるためには医師による診察と処方が必要ですが、個人輸入の通販サイトでも購入することができます。個人輸入の通販サイトでは、安い価格でED治療薬が販売されており、利用したいと考える方も少なくないでしょう。

しかし、個人輸入の通販サイトで販売されているED治療薬には粗悪品や偽物が混ざっていることがあります。効果を感じられないだけでなく、重篤な副作用を引き起こす可能性まであるため注意が必要です。安全にED治療薬を服用するためにも、個人輸入の通販サイトでは購入せず、医師からの処方を受けるようにしましょう。

ED治療薬の副作用に関するQ&A

最後に、ED治療薬の副作用に関するQ&Aに答えていきます。

  • 副作用の少ないED治療薬はありますか?
  • ED治療薬の副作用で失明することはありますか?
  • ED治療薬を副作用なしで服用する方法はありますか?

ここで疑問を解消してみてください。

副作用の少ないED治療薬はありますか?

副作用の少ないED治療薬は、シアリス(タダラフィル)です。水に溶けにくく、体内でゆっくりと吸収されるため、副作用が出にくいとされています。

ただし、体質との相性なども関係しているため、必ずしもシアリスは副作用が少ないというわけではありません。中には、シアリスとの相性が悪く、強い副作用が出てしまう方もいます。

そのため、医師による診断を受けてED治療薬を処方してもらうことが大切です。

ED治療薬の副作用で失明することはありますか?

海外では、ED治療薬の服用後にNAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)を発症した事例が確認されています。

しかし、症例は極めて少なく、因果関係も定かになっていません。また、国内における発症事例は確認されていません。

ED治療薬を服用してから眼に異常を感じる場合は、速やかに医師へ相談するようにしましょう。

ED治療薬を副作用なしで服用する方法はありますか?

ED治療薬を完全に副作用なし(発現率0%)にすることはできません。ED治療薬に限った話ではありませんが、どのような薬にも副作用はあります。

そのため、初めてED治療薬を服用する場合や副作用を抑えたい場合は、低用量からの服用がおすすめです。なぜなら、ED治療薬の副作用は薬の用量に比例して強くなるためです。

クリニックで処方されるED治療薬の最低用量(1錠あたり)は以下のとおりですが、副作用が心配な場合は錠剤を割って服用すると良いでしょう。低用量で重大な副作用が出なければ、得たい効果にあわせて用量を増やしていくのがおすすめです。

  • バイアグラ(シルデナフィル):25mg
  • レビトラ(バルデナフィル):5mg
  • シアリス(タダラフィル):5mg

まとめ

この記事では、代表的な3つのED治療薬の副作用について詳しく解説しました。主な副作用としては、頭痛、顔のほてり、腹痛・消化不良・視覚症状が挙げられます。

副作用の程度や出方にはED治療薬との相性もあるため、医師の診断を受けて処方してもらうことが大切です。また、処方後にED治療薬を服用する際は、用法・用量を守るようにしましょう。

記事監修

足立 真由美

医療法人 涼葵会 理事長
足立 真由美
Adachi Mayumi

経歴

2001年 和歌山県立医科大学卒業、同年大阪医科大学形成外科教室入局
大阪医科大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2003年 医療法人東和会 第一東和会病院形成外科勤務
同院、美容皮膚科・美容外科の設立に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 某美容クリニック院長に就任
2014年 大阪心斎橋に、今までにない新たなコンセプトの美容クリニック「W CLINIC」を立ち上げる。
2017年 医療法人涼葵会 理事長に就任
2019年 医療法人涼葵会 W CLINIC 梅田院 開院

プロフィール

美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する大阪で注目されるクリニック。

中木 義浩

管理医師 アレルギー外来医師
中木 義浩
Yoshihiro Nakaki

経歴

1986年大阪市立大学附属病院 耳鼻咽喉科・形成外科 勤務
1990年社会医療法人景岳会 南大阪病院 耳鼻咽喉科 勤務
1991年医療法人宝生会 PL病院 耳鼻咽喉科・形成外科 医長
1994年大阪市立北市民病院 耳鼻咽喉科 医長
1998年なかき耳鼻咽喉科 院長

資格

・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・補聴器相談医

CONTACT

まずはお気軽にご相談ください!