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ED(勃起不全)になる原因とは?4種類のタイプと治療方法について解説!

男性の6割が50歳になるまでにEDを経験するといわれているほど、EDは身近な症状です。EDになる原因はさまざまで、複数の原因が複合してEDを発症することもあります。

そこでこの記事では、EDになる原因を4種類のタイプに分けて徹底解説します。EDの治療方法も紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ED(勃起不全)とは?

EDは「勃起障害」や「勃起不全」とも呼ばれており、男性の勃起機能の低下を意味するものです。完全に勃起しない状態だけでなく、勃起しても硬さが不十分な場合や勃起状態を維持できない場合も、EDの症状に含まれます。

つまり、満足のいく性行為ができない状態がEDです。EDに悩む男性が日本国内に1000万人以上いるといわれているほど、男性にとって身近な症状でもあります。EDが疑われる症状として、以下のものが挙げられます。

  • 勃起しない
  • 勃起しても硬さが十分でない
  • 勃起を維持できない(中折れ)
  • 最後まで満足のいく性行為をできない

勃起のメカニズム

EDの原因を知るためにも、まずは勃起のメカニズムを理解しましょう。男性器には、細い血管が無数に集まる海綿体というものがあります。

通常時、海綿体と結ばれている血管や平滑筋と呼ばれる筋肉は収縮しています。ただ、何らかの性的興奮や刺激が与えられると、興奮が脳の中枢神経へと伝達されます。

そして、脊髄を通じて興奮が男性器へ伝達されると、海綿体と結ばれている血管や平滑筋が弛緩して、大量の血液が流れ込みます。

大量の血液が流れ込むことによって圧力が加わり海綿体が硬くなるのが、勃起と呼ばれる現象のメカニズムです。勃起すると海綿体を覆う膜が血液の流出を防ぐため、勃起が維持されます。

【原因別】EDの種類

EDは、その原因から4つのタイプに分類されます。EDの種類とそれぞれなりやすい年代は、以下のとおりです。

  • 心因性ED:20~40代に多い
  • 器質性ED:50~60代に多い
  • 混合型ED:40~60代に多い
  • 薬剤性ED:年齢は関係ない

それぞれさまざまな原因でEDに陥りますが、その原因については以下で詳しく解説していきます。

心因性EDになる原因

心因性EDとは、心理的・精神的な要因もしくはパートナーとの関係が主な原因となって発症するEDです。

身体の機能に問題がなくても発症してしまうEDで、「マスタベーションはできるが性行為ができない」「朝勃ち(夜間勃起)はする」という場合に発症が疑われます。

以下でその原因について詳しく見ていきましょう。

一般型の心因性ED

一般型の心因性EDとは、状況の変化に関係なく常に発症するEDのことです。心理的・精神的な要因により、性行為をする相手やシチュエーションにかかわらず、どのような場面でも勃起しなかったり、勃起が難しかったりします。

このタイプのEDは、さらに「抑制型」と「無反応型」に分類されます。

「抑制型」は、パートナーとの関係が原因で発症するEDです。パートナーとの性行為を避けるようになり、性中枢のスイッチを無意識に切ってしまうことにより発症します。本人の自覚がないままEDになってしまうのが特徴で、性的欲求が生じなかったり、性行為そのものに嫌悪感を抱くようになってしまったりする方も多くいます。

一方、「無反応型」とは、まさしく性的に枯れているような状態のことを指し、そもそも勃起の第一段階として必要な性的興奮を感じられないタイプのEDです。勃起をするためには、もちろん性的興奮を感じる必要があります。このタイプのEDは、性的興奮を感じづらくなった年配の方に多くみられます。

状況型の心因性ED

状況型の心因性EDとは、症状の有無が性行為の状況に左右されるEDのことです。心理的・精神的な要因により発症する心因性EDにはさまざまなタイプがありますが、この状況型の心因性EDが典型的なものといえます。

そのタイプのEDは、主に以下の3つに分類されます。それぞれの特徴は以下のとおりです。

パートナー関連型

行動関連型

精神的苦痛や適応への関連型

・症状の有無が性行為の相手によって変わるタイプ
・特定の相手、もしくは特定の相手以外には性的興奮を感じるといったタイプ

・「また失敗するのでは」という予期不安から発症するタイプ
・過去に性行為で失敗した経験やほかの性機能障害(早漏・遅漏・先天性陰茎彎曲症など)が原因となる

日常社会(仕事・学校・家庭・人間関係)や個人的な不幸などのストレスによってさまざまな意欲が低下し、性欲も低下することで発症するタイプ

現実心因と深層心因

心理的・精神的な要因は「現実心因」と「深層心因」にわけられ、それぞれ具体的には以下のようなものが挙げられます。

現実心因

・パートナーとの関係
・女性へのコンプレックス
・経験不足から来る焦りや緊張
・不妊治療や妊活のプレッシャー
・仕事や日常でのストレス
・過度・誤ったマスタベーション

深層心因

・女性や自分の身体へのコンプレックス
・性行為への不安や嫌悪感
・PTSD(心的外傷後ストレス障害)
・幼少期のトラウマ

以上のように、心因性EDを発症する原因はさまざまです。原因を深刻に感じている場合もあれば、本人がその心因に気付かないままEDになっている場合もあります。

器質性EDになる原因

器質性EDとは、主に「血管系」と「神経系」の身体の問題により発症するEDのことです。器質性EDになる原因としては、以下のような症状が考えられます。

  • 動脈硬化
  • 脂質異常症
  • 神経障害
  • 糖尿病

それぞれ詳しくみていきましょう。

動脈硬化

血管系の問題によるEDの原因は、血管が細まり、血流が悪くなることにより、男性器の海綿体に十分な血液が行き届かなくなってしまうことです。血管系の問題が起こる原因として最も多いのが「動脈硬化」です。血管が硬くなることにより、十分な血液が流れるために必要な太さに広がらなくなってしまいます。

動脈硬化が進行して、内頚動脈で血栓ができると脳梗塞に、冠動脈が詰まると心筋梗塞につながりますが、「陰茎動脈」が詰まってしまうと男性器への血流が悪化しEDになる仕組みです。

動脈硬化は、大動脈のような太い血管だけで起こるわけではなく、男性器の海綿体の中にある細い血管でも起こりえます。動脈硬化になると最初にEDが症状として表れるのは、これが理由です。

脂質異常症

脂質異常症(高コレステロール血症・高脂血症)も同様に、血管系の器質性EDになる原因の1つです。脂質異常症になると血中脂質値が高くなり、血液がドロドロになることで血流が悪化し、EDを発症します。

ちなみに脂質異常症と判定されるのは、HDLコレステロール(善玉コレステロール)40mg/dL未満、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)140mg/dL以上、トリグリセライド(中性脂肪のこと)のいずれかにあてはまる場合です。

糖尿病

神経系の問題によるEDは、神経に障害が発生することで、脳で性的興奮を感じてもそれが男性まで伝達されず勃起しないことにより発症します。この神経系の問題を引き起こす原因として最も多いのが、生活習慣の1つである「糖尿病」です。

血液の病気である糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度が高いことにより血管を損傷させるだけでなく、さまざまな神経や臓器にも悪影響を与えます。糖尿病が原因の神経障害は「糖尿病性末梢神経障害」と呼ばれており、脳からの性的興奮が男性器に伝達されづらくなることでEDにつながります。

糖尿病は神経系の問題によるEDの原因となりますが、同時に血管系の問題によるEDの原因にもなるのが特徴です。多くの合併症を引き起こす糖尿病は、血管系と神経系の両方の問題を引き起こすため、特に注意する必要があります。

神経障害

糖尿病の他にも、神経系の問題である神経障害を引き起こす原因として、脊椎損傷や脳卒中、脳腫瘍、椎間板ヘル二ア、パーキンソン病などの疾患が挙げられます。脊椎損傷や椎間板ヘルニアは、自動車・バイク事故による外傷が原因となります。

神経系の問題によるED治療では、ED治療薬の効果は期待できません。そのため、プロスタグランジンE1製剤を男性器の海綿体に直接注入し、強制的に勃起させるICI療法が選択されます。

薬剤性EDになる原因

薬剤性EDは、薬の服用による副作用が原因となり発症するタイプのEDです。うつ病のような精神疾患に対する治療薬は、脳の神経伝達物質に作用するため、EDの発症につながることがあります。

薬剤性EDになりうる医薬品としては、以下のものが挙げられます。

  • 抗うつ剤
  • 精神安定剤
  • 向精神薬
  • 睡眠薬
  • 男性ホルモン抑制剤
  • 降圧剤
  • ステロイド剤などのアレルギー用剤

薬剤性EDは、心因性EDや器質性EDと勘違いされることも多いです。そのため、自己判断は避け、専門の医師に相談するようにしましょう。

混合型EDになる原因

混合型EDとは、器質性EDと心因性EDが複合して表れるEDのことです。EDになる原因は1つとは限らず、複数の原因が合わさってEDを発症する男性が多いといわれています。

そのため、原因の特定が困難で、治療に時間がかかってしまうことも特徴です。同じ時期に以下のような要因が重なることで、混合型EDを発症することがあります。

  • 加齢による血管系の問題(動脈硬化や高血圧など)
  • 仕事で立場・役職が変化し、責任が重くなる
  • プライベートや家庭でのストレス(子どもの自立や介護など)

EDを治療する方法

ここまでEDになる原因について詳しく解説してきました。それでは、EDを治療するためにはどうすれば良いのでしょうか。

ここでは、EDを治療する方法について解説していきます。

治療薬を服用する

全てのタイプのEDに有効なのがED治療薬です。EDに悩んでいる方はED治療薬を服用してみるのが良いでしょう。

「勃起はするけれど維持が難しい(中折れ)」「勃起はするけれど硬さが不十分」といった場合に、効果が期待できます。ED治療薬は一時的に勃起を促すもので、何度か勃起をすることで徐々に海綿体への血液の流入量が増え、EDの改善につながります。

ただし、ED治療薬にはそれぞれ併用禁忌薬や併用注意薬があるため注意が必要です。持病などで服用している薬がある場合は、必ず医師に伝えましょう。以下の表は、代表的なED治療薬の特徴をまとめたものです。

 

バイアグラ

レビトラ

シアリス

持続時間

・25mg:約3時間
・50mg:約5時間

・10mg:4~5時間
・20mg:7~8時間

・10mg:20~24時間
・20mg:30~36時間

効果が出るまでの時間

30分~1時間

20分~1時間

3時間

副作用

・ほてり
・頭痛
・目の充血
・鼻づまり

・ほてり
・頭痛
・目の充血
・鼻づまり

・ほてり
・頭痛
・疲労感
・消化不良 

特徴

・効果や持続時間は中程度
・世界初のED治療薬

・即効性がある
・強い効果を得られる

・自然に勃起する
・持続時間が長い
・世界一のシェアを誇る

減薬したり薬を変更したりする

服用している薬が原因の薬剤性EDの方は、減薬したり、薬を変更してもらうと良いでしょう。

うつ病などの精神疾患の症状があるときは基本的に性行為への興味も薄くなることから、EDで悩む方は少ない傾向にあります。しかし、精神疾患の症状が改善するのと同時に性行為への興味も徐々に戻り始めるため、いざ性行為をしてみたときにEDの症状に気付くことが多いです。

EDに悩んでいるということは精神疾患の症状も回復に向かっていることが多いため、医師に相談すれば減薬や薬の変更に対応してもらえる可能性はあるでしょう。

生活習慣を改善する

特に器質性EDの方に関しては、以下のように生活習慣を改善することで、EDの改善に役立つでしょう。

  • 栄養バランスの整った食事をとる
  • 有酸素運動や筋トレをする
  • ストレスを解消する
  • 睡眠の質を上げる
  • お酒を飲む量を減らす
  • 禁煙する

不安や緊張などのストレスを軽減する

不安や緊張などのストレスは、心因性EDの原因となってしまいます。心因性EDを改善するためには、リラックスした不安や緊張のない精神状態が必要です。

EDの症状を放置し続けていると、それがさらに性行為時のストレスとなって悪循環に陥り、EDの治療もより難しくなってしまいます。また、EDに関する知識不足も不安の種や焦りにつながるため、医師と相談して改善を試みるのがベストです。

パートナーとともに改善を試みる

男性の中には、パートナーにEDの症状を伝えるのは嫌という方もいるかもしれません。しかし、パートナーと悩みを共有し、ともに改善に取り組むことができれば、不安が消えて自信を取り戻せるなどの改善につながる可能性があります。

挿入や射精ではなくパートナーとのスキンシップを大切にし、信頼関係を深めることが大切です。ただし、カップルごとに抱えるEDの悩みはそれぞれ異なるため、性行為でお互いが求めることについて話し合うようにしましょう。

心理カウンセリングを受ける

心因性EDで悩んでいる場合は、心理カウンセリングを受けてみるのも1つの手です。幼少期のトラウマや身体的なコンプレックスなど、本人すらも気付いていないような原因でEDになっている可能性もあります。

そのため、他の方法を試しても改善がみられない場合は、心理カウンセリングを受けてみてEDの原因を特定するのがおすすめです。

まとめ

この記事では、EDになる原因について徹底解説しました。EDには4つのタイプがあり、その原因は実にさまざまです。

日本国内における1000万人の男性が悩まされているといわれるほど、EDは身近に起こりえるものです。しかし、EDの原因は複合することも多く、特定するのが難しい傾向にあります。

そのため、EDの症状に少しでも悩んでいる方は、ED治療を行っているクリニックに相談するのがおすすめです。WクリニックではLINE・WEBでの無料相談に対応しているので、EDの症状に悩んでいる方はぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

記事監修

足立 真由美

医療法人 涼葵会 理事長
足立 真由美
Adachi Mayumi

経歴

2001年 和歌山県立医科大学卒業、同年大阪医科大学形成外科教室入局
大阪医科大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2003年 医療法人東和会 第一東和会病院形成外科勤務
同院、美容皮膚科・美容外科の設立に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 某美容クリニック院長に就任
2014年 大阪心斎橋に、今までにない新たなコンセプトの美容クリニック「W CLINIC」を立ち上げる。
2017年 医療法人涼葵会 理事長に就任
2019年 医療法人涼葵会 W CLINIC 梅田院 開院

プロフィール

美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する大阪で注目されるクリニック。

中木 義浩

管理医師 アレルギー外来医師
中木 義浩
Yoshihiro Nakaki

経歴

1986年大阪市立大学附属病院 耳鼻咽喉科・形成外科 勤務
1990年社会医療法人景岳会 南大阪病院 耳鼻咽喉科 勤務
1991年医療法人宝生会 PL病院 耳鼻咽喉科・形成外科 医長
1994年大阪市立北市民病院 耳鼻咽喉科 医長
1998年なかき耳鼻咽喉科 院長

資格

・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・補聴器相談医

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